花ごよみ 平成22年 2月 上旬
木立瑠璃草(きだちるりそう)
花の香りが良く、香水を取ることが出来、「ヘリオトロープ」の名前で親しまれています。
ペルー・エクアドル原産で、開花は冬を除き年中花を咲かせ、栽培も容易の謳い文句に、買い求めてきました。
花色はピンク色から赤紫まであり、直幹性で枝分かれが少なく枝の先端に集団花を咲かせます。
夏目漱石の小説、「三四郎」にも登場するとか???。
花言葉は、献身的な愛・熱望・献身・誠実です。

Date: 2010/02/01(月)

グズマニア

赤色やオレンジ色、黄色などの、色鮮やかな苞(ほう)が鑑賞出来る花です。
熱帯アメリカの原産で、他の樹に着生して生育します。
パイナップル科の植物ですが、葉には特有の棘がないのも特徴です。
パイナップルの仲間ですが、実は生りません。
葉は柔らかく、色の付いた部分は変色した葉です。
花言葉は、あなたは完璧です。

Date: 2010/02/02(火)

金盞花(きんせんか)

温暖の南房総では、たくさん栽培されている花です。
地中海沿岸原産の花で、江戸時代の末に中国から渡来し、花壇や仏花として親しまれている切花です。
オレンジ色が鮮やかで、黄色花もあり、日の出とともに開き、夜には閉じる規則正しい花です。
(私の生活習慣と一緒です???)。
ハーブの一種で、ヨーロッパでは古くから食用や薬用(虫さされの薬)に使用され、サフランの代わりに着色料や髪を染めるにも使用されていたようです。
オレンジ色の金盞花の花言葉は、静かな思いです。

Date: 2010/02/03(水)

カーネーション

温室栽培されていた、カーネーションを。
原産地は地中海沿岸で、花色も赤色、ピンク色、黄色とさまざまです。
五月の第二日曜日の「母の日」に贈られる花で有名です。私はこの年になると・・・ちょっと恥ずかしさがあります。
母の日の起源は、1905年頃、アメリカの「アンナ・ジャービス」さんが、自分の母が亡くなった時に、教会で母が好んだカーネーションを捧げ、参拝に来る人々にもこの花を配り、その話が人々に感銘を与え、母に感謝を込めてカーネーションを贈る風習が定着したようです。
・・・美談ですね。
花言葉は、あなたを熱愛する・情熱・熱烈な愛情です。

Date: 2010/02/04(木)

青の竜舌蘭(あおのりゅうぜつらん
植物の分類上では、葉に黄色の班(ふ)が入ったものを「竜舌蘭」、それ以外は「青の竜舌蘭」と区別しているようです。
葉の形を竜の舌に見立てた名前で、地面近くの葉は固く、大きい棘がたくさんあります。
花は70年に一度咲くといわれ、中央から5m以上の花柱が伸び、新聞、テレビ等に取れ上げられ話題になるようです。
一度私も、花を見たいものです。
花が咲くと枯死してしまいますが、子株を根元のところに作り、子孫を残します・・・ナルホド。
花言葉は、繊細です。

Date: 2010/02/05(金)

紫羅欄花(あらせいとう)
立春も過ぎ、寒さの中にも「梅」を初め、春の花が少しづつ咲き始めてきました。
花壇の「ストック」がまだまだ背丈は低いのですが、甘い香りを振りまき、咲き出しました。
地中海地方原産の花で、ギリシャ時代から栽培され、古代ギリシャやローマ時代には薬草として、利用されていたようです。
花色は白色、ピンク色、赤色、青色等多色あり、一重と八重咲きとそれぞれ趣のある花で、切花としても重宝です。花言葉は、愛の絆・永遠の美・逆境の忠節・単純・質朴・豊かな愛・愛の結合です。

Date: 2010/02/06(土)

雛罌粟(ひなげし)

一般的には「ポピー」と呼ばれ、親しまれています。
ヨーロッパ原産の花で、江戸時代に渡来した花です。
花弁は非常に薄く、しわがあり、風にあおられなびく姿は、風情があります。
つぼみは最初は下向きで表面に毛があり、開花時には顔を上げ、二つに割れて花が出てきます。
なんとも不思議な光景ですね。
ケシ科の花ですが、この花からはアヘンは採取できませんので、ご心配なく・・・。
花言葉は、七色の愛・慰め・乙女らしさ・感謝です。

Date: 2010/02/07(日)

仙人掌・茜丸(さぼてん・あかねまる)

仙人掌の品種は、2000種以上あるといわれています。
アメリカ大陸原産で、針状の棘があるのは有名です。
花色は黄色やピンク色、白色など多色あります。
・・・仙人掌から花が咲くのは、摩訶不思議ですけどね。
仙人掌は砂漠のイメージが強い植物ですが、雨が多く降る時期があり、一日に一回霧がかかることが、生育の必要条件です。(非常にデリケートですね)。
仙人掌の花言葉は、暖かい心・内気な乙女・秘めた熱意・燃える心です。

Date: 2010/02/08(月)

蕗の薹(ふきのとう)

寒さの中にも、着実に春の足音が聞こえてきます。
(さて・・・春の足音とは、どんな音でしょう???)。
境内の草地にも、春の訪れを知らせる蕗の薹が、顔を出してきました。
蕗の薹は、ご存知蕗(ふき)の蕾で、日当たりがよく、湿り気のある場所を好み、ほろ苦さと清々しい土の芳香を、テンプラなどで味わう、日本中で親しまれている山菜です。我が家でも子供達と蕗の薹を採り・・・苦味がダメなのか、子供達は食しませんが、私は早速テンプラで戴き、春の到来間近を感じた次第です。(あ、うま)。

Date: 2010/02/09(火)

梅(うめ)

春の訪れを感ずる花木は、やはりこの梅ではないでしょうか?。
桜の花よりも花期の長い梅の花の方が、私は好きです。原産地は中国で、その昔遣隋使か遣唐使が中国から持ち帰ったようです。
香りの良い五弁の花で、主に白梅と紅梅に区別され、園芸品種も多く、200〜300種の品種があります。
江戸時代には、各藩が非常食として梅作りを奨励し、各地に梅林が誕生しました。
うっとしい雨の多い「梅雨」は、梅の実がなる頃に、雨が多いことが由来です。
花言葉は、忠実・独立・高潔・忠義・澄んだ心です。

Date: 2010/02/10(水)

満作(まんさく)
花の名前の由来は、春に「まず咲く」とも、花が多く咲くので「豊年満作」など諸説あります。
細長いひも状のちぢれた花が咲き、黄色の花色が鮮やかです。
赤色の花の品種もあるようです。
この花を見ると、黄色のピエロが踊っているようで、面白さがありますね。
花言葉は、呪文・霊感・魔力・感じやすさです。

Date: 2010/02/11(木)

菜の花(なのはな

春先の畑を黄色の花色でおおいつくすように咲く花の様子は、田園風景の春の一コマです。
花弁が四枚の典型的な十字架植物で、花の後に細長い莢状の実を付け、この中には無数の種が入っています。
この種には脂肪分が多く含まれ、絞って菜種油(なたねあぶら)が取れ、実用性のある植物の一つです。
花言葉は、豊かな財力で、わが千葉県の県花に指定されています。

Date: 2010/02/12(金)

紅弁慶(べにべんけい)

アフリカ東部のマダカスカル島を中心とした、熱帯地方原産の花で、市場では「カランコエ」の名前で、出回っています。
小さい花をたくさん咲かせる品種がポピュラーですが、釣鐘状の花を咲かせる品種もあります。
肉厚の葉と鮮やかな花の色が、特徴的な花です。
花言葉は、あなたを守る・おおらかな心・たくさんの小さな思い出・幸福を告げるです。

Date: 2010/02/13(土)

雲南桜草(うんなんさくらそう)

早春の花を求め、園芸店に。
淡い花色と優しげな花姿に引かれ、この花を買ってきました。
花名でも判るように、中国南西部の雲南省原産で、中国名は「報春花」と花名があります。
日本桜草に似て美しく、香りの良さも魅力の花です。晴れ間を見て、さっそく植えてみましょう。

Date: 2010/02/14(日)

蒲公英(たんぽぽ)
春近しを感じさせる花ですが、私的には温暖の当地では、一年中咲いているイメージがあります。
黄色の花色がポピュラーですが、白色の花もあります。
以前檀家さんから白花の綿毛を戴き撒いてみましたが・・・残念、開花には至りませんでした。
日本には約20種の蒲公英が自生し、近年では外来種の「西洋蒲公英」「赤味蒲公英」に圧倒され、古来の「関東蒲公英」は、減少しているようです。
蒲公英が咲き出すと、蝶の舞う姿を目にしますが、春の花々が咲くまでの蝶の貴重な食料です。
花言葉は、いなかの託宣・真心の愛・神のお告げ・別離・軽率・思わせぶり・明朗な歌声です。

Date: 2010/02/15(月)