花ごよみ 平成21年 7月 下旬
茄子(なす)
昨日は有毒植物の「悪茄子(わるなすび)」、今日は食料にもなる、茄子の花を。
インド原産で、奈良時代に渡来した、野菜です。
花色は薄紫色で、花が一つ咲くと必ず実が一つなるようです。
夏野菜の代表で、テンプラ、煮物、お漬物、ひいては
カレーライスの具として・・・非常に用途のある野菜です。
私は朝取りの漬物が、一番好きです。
花言葉は、真実です。

Date: 2009/07/16(木)
小昼顔(こひるがお)
薄いピンク色の花を咲かせる、小昼顔です。
同時期に咲く「昼顔(ひるがお)」と、区別の付けにくい
花です。
区別の方法は、小昼顔の方が花や葉が小さく、花の柄の上部にちぢれたひれがあり、花の色は昼顔より薄いのが特徴です。
しかし、私にはあまり区別が付かないのが現状です。(苦笑)。
茎は左巻きに巻きつき、つるを引き抜いても、白い根が地中に残り、また繁殖します。

Date: 2009/07/17(金)
姫桧扇水仙(ひめひおうぎずいせん)
南アフリカ原産の花で、古くから日本に帰化しており、
良く目にする花です。
現在では野生化し、雑草地の中でも見かけることがあります。
手入れの必要がないほど強健で、手間のかからない花です。
夏に茎の先端にオレンジ色の花を、穂状に咲かせます。
花は小形で、非常に優しさがある花姿です。
花言葉は、心配です。

Date: 2009/07/18(土)
胡瓜・木瓜・黄瓜(きゅうり)
我が家の子供達も好きな、胡瓜の花です。
生食で、また味噌を付けて、「バリバリ、ボリボリ」
先を争って食べています。
北インド原産の野菜で、3000年前からすでに栽培
されており、日本には平安時代に渡来した植物です。
花は鮮やかな黄色の花で、画像の花は雄花です。
雌花の付け根には、花の咲く前から小さな胡瓜状になり、受粉後大きくなり、立派な胡瓜になります。
花言葉は、洒落です。

Date: 2009/07/19(日)
山百合(やまゆり)
田舎の寺の境内には、山百合がたくさん咲いています。
難点は草刈りの時にうっかり、刈ってしまう事です。
花のあたり一面には、甘い香りが漂い、うっとりしてしまいます。
日本特産の百合で、花には赤い斑点があり、大形の百合で・・・まさに百合の王者です。
ご存知一年に一つずつ花を増やすと言われ、長年たった株はたくさんの花を咲かせ見事な花姿です。
神奈川県の県花に指定されています。
花言葉は、人生の楽しみ・荘厳・威厳です。

Date: 2009/07/20(月)
鬼百合(おにゆり)
昨日の「山百合」ほどではありませんが、境内に何本かこの花が咲いています。
盛夏の時期に咲き、花びらの黒い斑点が目立ち、花の色や形から赤鬼を連想し、花の名前が「鬼百合」に・・・。
長い茎に中央部から下方に茶色の「ムカゴ」が付きます。
このムカゴを取り、毎年植え込みこの花を繁殖させています。
花言葉は、愉快・華麗・陽気・富と誇り・賢者・優美・
賑やかです。

Date: 2009/07/21(火)
ピーマン
夏野菜の定番ですが、子供達には苦手な野菜の一つです。
苦味のある食感が苦手のようです。
しかし三女の「碧」は、野菜好きでピーマンも生で、
バリバリ食べています。
日本では江戸時代から栽培され、花はあまり目立たない白色です。
夏には花と同時に緑色の実がなり、実の内部は3〜4室に分れ、空洞状になっています。
花言葉は、海の恵みです。
ん・・・「海の恵み」何故に・・・畑の恵みか?、陸の恵み?の方が似合うと思いますが?。

Date: 2009/07/22(水)
常盤露草(ときわつゆくさ)
南アメリカ原産の帰化植物です。
暖地の山野や道沿いに生え、初夏の頃、三角形の白色の整った花が咲きます。
日本原産の青色の「露草(つゆくさ)」の葉がやや似ていますが、花姿は大分違いがあります。
露草のように枝を伸ばして茂り、繁殖します。

Date: 2009/07/23(木)
布袋葵(ほていあおい)
玄関前の水槽内で咲いています。
紫色の非常に美しい花で、一日花なことが、非常に残念な花です。
南米原産の浮遊性の水草で、水槽などで簡単に育てられるポピュラーな花です。
葉は卵形で、葉の基部が浮袋状になり、これを七福神の布袋さんの丸いお腹にたとえた花名です。
ちなみに「布袋」は、中国唐代末期の禅僧で、住まいを定めず常に杖と日用品を入れた大きな袋を背負って歩き、吉凶や天候を占った人物で、額は狭く、腹は大きく膨れ、半裸で変わった風体の僧侶です。
花言葉は、恋の悲しみ・恋の愉しみです。

Date: 2009/07/24(金)
浜木綿(はまゆう)
海岸、浜辺の近くで見かけることの多い花です。
当地では道路の歩道に植え込まれています。
花は細長く、グシャグシャと咲き、ユニークな花姿です。
「木綿」の形容は、花の様子ではなく、葉の付け根に葉鞘が幾重にも重なる様子が、祭礼用の幣(ぬさ)に似るところからのようです。
また葉が「万年青(おもと)」に似ていることから、浜万年青の別名もあります。
花言葉は、あなたを信じます・汚れがないです。
「浜木綿子(はまゆうこ)」という、女優さんがいましたが、お元気なのでしょうか?。

Date: 2009/07/25(土)
トマト
ナス科特有の花姿です。
ペルー、エクアドルなどの南米原産の植物です。
日本には17世紀に渡来し、今では日本の食卓には
欠かせない野菜です。
黄色の五弁の花で、同時に赤い実が付きます。
実は生食やジュース、煮込み料理に使われます。
我が家の子供達も大好きな夏野菜の一つです。
花言葉は、完成美です。

Date: 2009/07/26(日)
凌霄花(のうぜんかつら)
中国原産で、平安時代に日本へ渡来したと言われる
蔓性の落葉低木で、夏咲きのオレンジ色の花を咲かせます。
近年は赤色の花も出回っています。
蔓でどんどん伸び、枝先にまとまって花が付き、花形はじょうごのような形で、先が五つに分かれて開きます。
花言葉は、栄光・名誉・華のある人生・女性・名声・
評判です。
・・・ただこの花の名前を聞くと、「脳天鬘(のうてんかつら)」に聞こえてしまうのは・・・私の僻みでしょうか?。

Date: 2009/07/27(月)
蒲(がま)
池や沼などの浅い水中に群生して生える植物です。
花姿はユニークで、まさにフランクフルトです。
穂の茶色い部分が雌花で、雄花はその先に付きます。
冬になると花穂の中から綿毛が飛散し、一本の花穂には約10万個の種があるようです。
民間薬では、花粉を蒲樹(ほおう)といい、利尿薬、止血剤に利用されます。
茶褐色の雌果部は、蒲団の詰め物や火打石の綿に、また干したものを燃やして夏の蚊遣(かやり)にします。
葉と茎でむしろ、かご、すだれを作るので、御簾草(みすぐさ)という古名があります。
花言葉は、無分別・慌て者・従順・素直・救護・慈愛です。

Date: 2009/07/28(火)
桧扇(ひおうぎ)
扇状の葉が、特徴的な植物です。
日本、中国、インドに分布する、耐寒性のある多年草です。
花は葉の先端に花茎を出して、多数花を付け、
橙色の花弁に、濃い橙色の斑点がある、六弁の花を
咲かせます。
丈夫な花で、放任栽培の手の掛からない花です。
花言葉は、誠実です。

Date: 2009/07/29(水)
カンナ
初夏から晩夏にかけ、咲き続ける夏の花壇を彩る代表的な球根植物です。
「葉蘭」に似た大きい葉が特徴で、花も負けずに大きな花を咲かせます。
カンナのイメージは、背丈の高い花を思い出しますが、最近では鉢植えにも向く、小形の品種もあります。
花色の豊富な花で、赤色、黄色、橙色、白色など多色あります。
花言葉は、永続・堅実な未来・快活・情熱・熱い思い・妄想・南の誘惑です。

Date: 2009/07/30(木)
木槿(むくげ)
中国原産の落葉低木で、平安時代に渡来した花です。
朝方に開花し、夕方には萎んでしまう一日花ですが、
次々に別の花が咲くため、長く咲くように感じる花です。
幹の皮は中国の民間では木槿皮(もくきんび)と称し、
たむし、水虫の治療に利用され、花は腹痛、下痢、出血に効くとされています。
韓国では、この花が国花に指定されています。
花言葉は、デリケートな愛・デリケートな美・説法・尊敬・信念・繊細美・柔和です。

Date: 2009/07/31(金)