花ごよみ 平成21年 1月 下旬
篝火花(かがりびばな)
「真綿色したシクラメンほど、すがしいものはない・・。」
歌手の布施明の歌で、一躍冬の代表的な鉢花になりました。
地中海原産で、明治末期から大正期にかけて、野生種や園芸種が渡来した球根草です。
現在では品種がたくさん多く、秘めた情熱を伝える炎のような花が大変人気があります。
原産地の地中海地方では、球根の形から「豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)」と呼ばれ、実際豚がこの球根を食べるようです。
シクラメンの赤色の花言葉は、はにかみです。

Date: 2009/01/16(金)
花月(かげつ)
「金のなる木」として市販され、本来の「花月」の花名を
知らない方の方が多いのでは・・・。
南アフリカの原産で、原産地では岩場に生え、低木状に育ち、高さ2メートルを越す花木になり、普通は鉢植えで売られています。
多肉植物で、葉は先が幅広のヘラ形で、緑色で光沢があり、赤くふちどられています。
花は枝先につき、ピンクの星形です。
花言葉は、温厚です。

Date: 2009/01/17(土)
富貴菊(ふうきぎく)
本来は、「シネラリア」と読むのが正しいようですが、
名前の響きが悪く「サイネリア」の名前で出回っています。
大西洋のカナリア諸島の原産で、明治10年に渡来し、寒さに強く、暑さに弱い草花で、冬の時期に鉢植えで花を楽しみます。
園芸品種も多く、花色も豊富で、赤色、紅色、紫色、濃紫色、赤紫色、青紫色、青色、白色、ピンクなど様々で、一色や蛇の目咲きなど多種類あります。
サイネリアの紫色の花言葉は、悩める思い出・喜びです。

Date: 2009/01/18(日)
デンドロビウム
熱帯アジアを中心に、1500種以上が分布する蘭です。
豪奢な花姿に気品が漂う・・・私のような花です。
(苦笑)。
太いトクサ状の茎全体に、花を咲かせます。
ノビル系と花茎が長く伸びて花が咲くデンファレタイプが多く流通しています。
殺風景な寺の居間にも、この花が一つあるだけで、一隅が華やかなものになります。
花言葉は、わがままな美人・天性の花を持つです。

Date: 2009/01/19(月)
花簪(はなかんざし)
花の命名にいつも感心する、「花簪」です。
綺麗な花の名前だと思います。
和服の女性が、髪に挿していたら、絵になるでしょうね。
オーストラリア原産の花で、下部で分枝し、茎の頂に
白くて真ん中が黄色の、小さな花を上向きに咲かせます。
ピンク色の花色もあります。
花言葉は、明るい性格・思いやりです。

Date: 2009/01/20(火)
シンビジウム
熱帯アジア等が原産地で、原産地では約50種が分布
しています。
蘭の中では初心者でも比較的栽培しやすく、花もちが良く、寒さにも強い蘭です。
花色も豊富で、春に咲くものが多い中、四季咲きもあります。
年末の贈答にも広く利用され、美しさと強さを兼ね備えた花です。
花言葉は、高貴な美人・飾らない心・素朴です。

Date: 2009/01/21(水)
雲間草(くもまぐさ)
本種の「雲間草」は、本州地方の高山の岩地に生え、
夏に白い花が咲きます。
高山の雲間から・・・この花が・・・さぞや感動するのでは。
今日の花は、この雲間草の園芸品種で、春に開花する綺麗な五弁の花です。
春咲きの雲間草は、北欧原産の花で、花は白色、ピンク色、紅色等あります。
いずれも梅の花に似た、可憐な花です。
花言葉は、活力・愛らしい告白です。

Date: 2009/01/22(木)
海蘭擬(うんらんもどき)
園芸店では「ネメシア」の名前で出回っています。
南アフリカの原産で、花色も豊富で、耐寒性があり、
春の花壇用に購入して来ました。
花色も多色あり、日当たりの良い場所に植え込んでみました。
やはり春先に咲く、「金魚草(きんぎょそう)」に似て、
学名のネメシアは、元々は金魚草を意味するギリシャ語だそうで、確かに花は良く似た感があります。
花言葉は、正直です。

Date: 2009/01/23(金)
花金鳳花(はなきんぽうげ)
園芸店で、花びらが幾重にも重なり、ボリューム感溢れる花姿に引かれ、買い求めてきました。
「ラナンキュラス」の名前で、市販されています。
中近東やヨーロッパ東部の原産で、ペルシャ系、トルコ系、フレンチ系の三つに大別されるようです。
薔薇の花に似た趣があり、赤色、ピンク色、黄色、橙色、白色などがあります。
推理小説の作家「斉藤栄」がこの花を題材にした作品があるのを記憶しています。
赤色の花金鳳花の花言葉は、あなたは魅力に満ちているです。
・・・私にピッタリの花言葉です。

Date: 2009/01/24(土)
仏の座(ほとけのざ)
昨日今年初めて白いものが舞った、千葉県です。
寒い日がまだまだ続きますが、春は静かに近づいています。
田んぼの畦に、この花が咲いていました。
青色の「大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)」とともに、
春の到来を知らせる野の花だと思います。
半円形の葉が茎を取り囲んで、葉が段々になることから「三界草(さんがいそう)」の別名もあります。
見つけた花はまだまだ開花初期、時期になると陽だまりにたくさんの花が群生し、一面紫色の絨毯状になります。
春の七草の一つ、仏の座はキク科の田や畑にタンポポ状の花を咲かせる「小鬼田平子(こおにたびらこ)」を指します。
花言葉は、調和です。

Date: 2009/01/25(日)
常盤薺(ときわなずな)
和名常盤薺、園芸店では「イベリス」の名前で、出回っています。
地中海沿岸地方の原産で、明治時代に渡来し、名前は、スペインの「イベリア半島」に由来しています。
花は茎先にまとまって付き、開花期には全草が花で覆われます。
花色は白色、深紅色、濃紅色、紫紅色などがあります。
常緑で耐寒性もあり、分枝性が強く地面を覆い比較的長く花を楽しむことが出来ます。
茎が曲がりやすく「屈曲花(まがりばな)」の異名もあります。
花言葉は、心を引きつけるです。

Date: 2009/01/26(月)
蕗の薹(ふきのとう)
春到来を告げる花木が、梅であれば、春到来を地面から知らせてくれるのは、やはり蕗の薹ではないでしょうか?。
日本中で親しまれている山菜で、薄緑色の小さな葉で
幾重にも包まれた花芽が、蕗の薹です。
ほろ苦さと清々しい土の芳香を、天ぷらなどで味わう山菜です。
この苦味は・・・大人になって理解できる味わいですね。
花が咲き、地下茎を通じてつながっている葉が大きく伸び広がり、葉の茎の部分がいわゆる「蕗(ふき)」です。
境内にも少しづつ顔を出し、我が家でももちろん・・・
天ぷらにして食しました。
花は秋田県の県花に指定されています。

Date: 2009/01/27(火)
金盞花(きんせんか)
常春の国・・・千葉県。
花壇の金盞花が咲きだしました。
大ぶりの重量感のある花だと思います。
地中海沿岸原産で、江戸時代の末に渡来した花で、オレンジ色が鮮やかで、黄色花もあります。
日の出とともに開花し、夜には花を閉じる、私のように
規則正しい生活をする花です。???。
南房総、伊豆半島、淡路島では大量に生産され、切花にする一重咲きのものを一般に「カレンデュラ」と呼ばれています。
ハーブの一種で、ヨーロッパでは古くから食用や薬用
(虫さされの薬)に使われ、またサフランの代わりに、
着色料や髪を染めるのに使用されたようです。
オレンジ色の金盞花の花言葉は、静かな思いです。

Date: 2009/01/28(水)
菜の花(なのはな)
千葉県の県花、菜の花です。
菜の花畑といわれるように、春先の畑をおおいつくすように咲く風情は、春の田園風景の一つです。
典型的な十字架植物の花弁が四枚の黄色の花です。
花のあとに細長い莢状の実を付け、中に無数の種が入り、この種から取れるのが、「菜種油(なたねあぶら)」です。
花の咲く前の若芽は、おひたしや汁の実として、
食用にされます。
花言葉は、豊かな財力です。

Date: 2009/01/29(木)
庭薺(にわなずな)
甘い芳香があるので、一般的には「スイート・アリッサム」の名前で、市販されています。
地中海沿岸の原産で、春と秋に白い小花が、一杯咲きます。
花色はピンク色や紫色もあります。
ちょっと想像できませんが、アブラナ科の花で、花を良〜〜〜く見て下さい。
アブラナ科の特徴である、四弁の十字架花が判ります。
花言葉は優美・奥ゆかしい美しさ・美しさを越えた価値です。

Date: 2009/01/30(金)
雪起こし(ゆきおこし)
日本名の「雪起こし」を知らなくても「クリスマス・ローズ」の名前はご承知の方が多いはず。
ヨーロッパ原産の花で、白く清楚で大きめの花は、とても人気のある花の一つです。
寒さには強く、日当たりを好みますが、夏の高温多湿を嫌うので、鉢植えが無難のようです。
庭植えの場合は、西日の当たらない落葉樹下の場所が良いようです。
庭植えにチャレンジしたく、私も鉢植えを買ってきました。
花は五弁花で、やや下向きに花が咲きます。
花言葉は、スキャンダル・思い出を懐かしむ・私を安心させて・中毒・悪評・誹謗・発狂・追憶・慰め・私の心配を和らげて下さいです。

Date: 2009/01/31(土)