花ごよみ 平成19年 7月 下旬
瑠璃柳(るりやなぎ)
花期が長く、淡い紫色の花を長く楽しむことが
できます。
ナス科の花木で、確かに花の中央の黄色がナスの花に似ていますね。
ブラジル南部、ウルグアイなどに分布する常緑低木です。
葉が柳に似ることから、別名「琉球柳」「鈴懸け柳」
とも呼ばれます。
花言葉は、叙情です。

Date: 2008/07/16(水)
薮萱草(やぶかんぞう)
寺の参道に咲き、一日花ですが、たくさんの蕾を付け、次々にオレンジ色の花を開花させます。
花は大きめで早朝や夕方に美しく、いかにも夏らしい花の一つです。
同種にやはりオレンジ色の花を咲かせる、「野萱草」がありますが、こちらは全体に小形で、葉も細く、
花は一重の花です。
新芽は山菜として利用され、食感はねぎやわけぎのようで、茹でて味噌和えにして頂きます。
さっぱりした味わいがあります。
花言葉は物忘れです。

Date: 2008/07/17(木)
ピーマン
夏野菜の一つ、ピーマンの花です。
白い目立たない小さな花を咲かせ、夏に緑色の実を
付けます。
この実は非常に好き嫌いがある、代表的な野菜では
ないでしょうか?。
我が家の子供達も肉料理に入れ込むと食べますが、
あまり好んでは箸を伸ばしません。
しかし三女の「碧」は、生でもバリバリ食べ、逞しさを
感じます。
花言葉は、海の恵みです。(何で・・・?)。

Date: 2008/07/18(金)
姫檜扇水仙(ひめひおうぎずいせん)
花壇に良く植えられ、緑の草地の中にも目にすることが
ある花です。
南アフリカ原産の花で、長い茎に穂状の花を咲かせます。
花色は黄色〜橙色系が多く、赤色の強いものもあります。
ヨーロッパでは、夏の切花としても人気があります。
姿、形と面白みのある花です。
花言葉は、心配です。

Date: 2008/07/19(土)
梔子(くちなし)
境内に咲く、八重の梔子の花です。
香りの良い花として有名で、春の「沈丁花(じんちょうげ)」 秋の「金木犀(きんもくせい)」と並び称されます。
白い花と光沢のある花がマッチし、庭木として広く親しまれています。
一重と八重があり、八重の花の方が遅咲きのようです。
実はオレンジ色で、薬用、染料になりますが・・・。
残念ながら八重の梔子には、実がなりません。
八重の梔子の花言葉は、喜びを運ぶです。

Date: 2008/07/20(日)
印度浜木綿(いんどはまゆう)
境内参道に植え込まれ、今白い花をたくさん咲かせています。
毎年不思議に思いますが、茎の脇から突然花芽が伸び、小さい蕾の中から、たくさんの花が顔を出してきます。
その数10以上・・・あの小さな蕾にこれだけの花が・・・不思議です???。
花は白いラッパ状で、山百合にさきがけ花が開花します。
私の思うところは、お盆の時期、もう一月後に咲いてくれるとベストの花です。

Date: 2008/07/21(月)
朝鮮薊(ちょうせんあざみ)
・・・私の頭に、紫の毛が生えたわけではありません。
一般的には、アーティチョークと呼ばれます。
地中海沿岸の原産で、1868年日本に渡来しました。
地中海原産なのに、朝鮮薊とはこれいかに?。
たぶん朝鮮半島から日本に紹介されたのでは・・・。
薊を全体に大きく豪壮にした植物で、葉はギザギザで
棘があり、花も棘状で痛そうに見えますが、フワフワ感があります。
若い蕾が食用になり、西洋野菜として売られています。
花言葉は、独立独歩・傷つく心です。

Date: 2008/07/22(火)
凌霄花(のうぜんかずら)
この花の名前を聞くと、私は「脳天かつら」か
「愛染かつら」を思い出してしまいます。
古い人間なんでしょうね?。
最近富に庭先に見かける花木の一つです。
中国原産の花で、平安時代の9世紀頃には日本に渡来した古い花です。
つる性の落葉低木で、現在では中国と北米産の種が
あります。
花色はオレンジ色、赤色、最近は黄花もあります。
花言葉は、栄光・名誉・華のある人生・女性です。

Date: 2008/07/23(水)
浜木綿(はまゆう)
毎月一度、病院通いの私。先日病院の前に浜木綿の
花が咲いていました。
日本の暖地の砂浜で、良く見かける花です。
白い六弁の花で、雄しべは赤く、花弁は細く長い花姿です。
葉は光沢があり、幅が広く厚みもあり、株から緑の花茎を出し、先端に数十個の花を付けます。
青い空と海に白い花が似合い、夏の到来を告げる花です。
宮崎県の県花に指定されています。
花言葉は、あなたを信じます・汚れがないです。

Date: 2008/07/24(木)
山百合(やまゆり)
寺の参道、草地に咲いています。
根が「百合根」として食用に珍重され、年々その数が
減っているようです。
お蔭様で、当寺は通りから入る場所にあり、毎年
たくさんの花が咲きます。今年は写真撮影に何人かお寺に足を運んでくれました。
日本特産の大形の花で、花に赤い斑点があり、一帯に良い香りを振り撒いています。
一年に花を一つずつ増やす、神秘的な花です。
神奈川県の県花に指定されています。
花言葉は、人生の楽しみ・荘厳・威厳です。

Date: 2008/07/25(金)
鬼百合(おにゆり)
昨日の山百合と同時に咲く、鬼百合です。
花びらに黒い斑点が目立ち、花は後ろに反り返ります。
花の色や形から赤鬼を連想し、鬼百合と命名されました。
この花に似た、海岸地の咲く「小鬼百合」がありますが、花は非常に良く似ますが、茎に黒色のムカゴがあるのが、鬼百合で、小鬼百合にはムカゴが付きません。
花言葉は、愉快・華麗・陽気・富と誇り・賢者・
優美・にぎやかです。

Date: 2008/07/26(土)
露草(つゆくさ)
雑草地、薮陰に咲く一年草ですが、他色を交えない
青い花は珍しく、細めの茎や葉とも相性が良く、
茶花にも利用されます。
朝露のある時間に咲き始め、午後には萎んできます。
花は三枚あり、二枚は青で大きく、残り一枚は白色で
小さい花です。
どこにでもある野草ですが、一際鮮明な青色は遠くからでも確認出来ます。
花言葉は、小夜曲・尊敬・わずかな楽しみです。

Date: 2008/07/27(日)
常盤露草(ときわつゆくさ)
白い常盤露草の一群を発見。
露草の名前がありますが、昨日の日本原産の露草とは花姿も大分違います。
日本原産と思いきや、南アメリカ原産の露草です。
花はすっきりした三角形の白い花で、非常に清楚な
趣があります。

Date: 2008/07/28(月)
百合水仙(ゆりずいせん)
一般的には「アルストロメリア」の名前で市販されています。
日本名「百合水仙」・・・日本を代表する花の名前が付き贅沢な花です。
南アメリカ地方の原産で、昭和初期に日本に渡来した
ようです。
花色、花姿も豊富で、花びらの斑点の特徴が目立つ花です。
花持ちが長く、切花として人気があります。
百合水仙全体の花言葉は、エキゾチック・援助・持続・
幸福な日々です。

Date: 2008/07/29(火)
ミリオン・ベル
玄関前のプランタに植え込まれた、この花が今真っ盛りです。
家内が買い求めてきましたが、一株に100以上の花を咲かせるのが自慢の花のようです。
黄色の花は、あのサントリーが開発した品種で、小輪多花性のペチュニアで、ペチュニアにはなかった、黄色の花が珍しく、園芸文化協会『花の文化展 新花コンテスト』でゴールド賞・園芸文化協会会長賞を受賞した花です。
サントリーはアルコールを活用したのかな?。
花持ちの良い、長く目を楽しませてくれる花です。
花言葉は、貴方と居ると心が和らぐです。

Date: 2008/07/30(水)
木槿(むくげ)
中国原産の落葉低木で、葉はひし形状の卵形で、
先が尖り、縁には不ぞろいの粗いギザギザがあります。
花は本年枝の葉の脇に付き、平開した五弁の花を咲かせます。
寒さにも強い花木で、一日花ですが蕾も多く、次々に
花を開花させていきます。
花色は白色、紅色、紫色など様々で、花の中心に色の入った花もあります。
韓国では国民花として親しまれています。
花言葉は、デリケートな愛・デリケートな美・説法・尊敬・信念・繊細美・柔和です。

Date: 2008/07/31(木)