花ごよみ 平成20年 2月 下旬
02-16(土) クリスマス・ローズ

素敵な名前の花ですね。
名前の如く、クリスマスの時期から咲き始める花です。
ヨーロッパ原産の花で、園芸店でも非常に人気のある
花の一つです。
寒さには強く、日当たりを好みますが、夏の高温多湿を嫌い(私も苦手です。)、庭植えでは場所を選びます。
花色・花姿も豊富で、全体的に花は下向きに咲きます。
綺麗な花には棘があるのことわざ通り、花・種子は毒性があります・・・ご注意を。
花言葉は、私の心を慰めて・スキャンダル・中毒・悪評・誹謗・発狂・追憶・慰め・思い出を懐かしむです。
02-17(日) 椿(つばき)

境内の椿が咲き始めています。
花の少ない寒い時期に咲く、日本古来の花です。
花のない時期にも、光沢のある濃い緑色の葉の美しさは、常緑樹として生け垣等に利用されます。
日本原産の椿には、「薮椿(やぶつばき)」、「雪椿(ゆきつばき)」など数種あり、園芸品種は世界に2000以上あるといわれます。画像は薮椿です。
赤色の椿の花言葉は、気取らない優美・気取らぬ魅力・つつしみ深いです。
02-18(月) 木瓜(ぼけ)

私が花になったわけではありません。
中国原産で、平安時代に日本に渡来し各地に広がり、多くの園芸品種がある落葉低木です。
梅や桜に比べ低木で、場所をとらず、野趣もあり広く栽培されています。
花色は、赤色・白色・ピンクなどあり、枝には棘があります。
一本の株に、赤色と白色の花を咲かせる品種もあります。
私を木瓜にたとえると・・・「大木瓜」かな?。
赤色の木瓜の花言葉は、指導者です。
02-19(火) 雪割草(ゆきわりそう)

ネーミングの良い花ですね。
残雪の雪を割るようにして花を咲かせる、早春の花です。
私も十分理解していませんが、「三角草(みすみそう)」は、葉が三裂し、この花の別名が雪割草。
また、葉の形が祝いの席に飾る島台の”州浜”に似ることから、「州浜草(すはまそう)」と呼ばれる花も別名を雪割草と言うそうです。???。
ますます解らなくなります。???。
日本全国的に咲きますが、咲く場所で花の呼び名が違うようです。
花言葉は、内緒・優雅・高貴・忍耐です。
02-20(水) ストロビランテス

インド・アッサム地方原産の常緑亜低木です。
葉の表は銀がかった模様が入った紫色で、細い茎が分枝します。
冬から初夏にかけ、紫色の筒状の花をたくさん咲かせ、ランプの妖精と言われます。
寒さには弱く、主に鉢植え・温室栽培が良いようです。
花後、刺芽で簡単に増やすことが出来ます。
02-21(木) 大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)

花言葉の一つ「春の喜び」の如く、春を感じる野草です。
早春の日だまりで咲く、瑠璃色の花は馴染み深いものです。
明治時代にヨーロッパから帰化した植物ですが、すっかり日本に同化しています。
道端に咲く雑草ですが、かたまって咲くと花姿はとても
綺麗です。
野草に興味を持つ、きっかけになる花です。
陰嚢(ふぐり)の名前が気の毒なほど、綺麗な花です。
花言葉は、春の喜び・神聖・清らかです。
02-22(金) 満作(まんさく)

境内に咲く、梅とともに春の訪れを告げる花木です。
細長い紐状のちぢれた花で、黄色の鮮やかな花です。
赤い種類のものもあるようです。
紐状の花が、踊り子の手足のようで、面白い花姿です。
寺にある満作は、「支那満作(しなまんさく)」で、
枯れた葉は、前年の葉の名残です。
花言葉は、呪文・霊感・魔力・感じやすさです。
02-23(土) 蕗蒲公英(ふきたんぽぽ)

花姿が福寿草にそっくりな花です。
葉が蕗の葉に似ていることから、この名前があります。
ただ花が咲く時期には、葉はまだ出てきていません。
雌雄同花で、外側に舌状花が雌花です。
ヨーロッパ、シベリア、インド、中国などに広く分布し、
日本には、明治中期に渡来したものです。
花言葉は、公平な裁きです。
02-24(日) ムスカリ

別名「ブドウ・ヒヤシンス」の名の通り、葡萄の房のような花を咲かせます。
早春の私の好きな花の一つです。
葉の緑と、青色の清涼感のある好相性の花姿が好きです。
地中海沿岸、南西アジアの原産で、白色の花もあります。
葉は夏に咲く野草の「蔓穂(つるぼ)」に似ています。
かたまって咲く花は、一服の清涼感があります。
花言葉は、失意・寛大な愛・失望・明るい未来です。
02-25(月)
 アフリカ金盞花(あふりかきんせんか)

園芸店では、「ディモルホセカ」の名前で展示されています。
南アフリカ原産で、アフリカの野草を感じさせるキク科の花です。
花色は白色、ピンク色、黄色、オレンジ色等ありどの色もすっきりした鮮やかな花色です。
花は晴れた日に咲き、9時頃咲きはじめ、夕刻5時頃に花を閉じます。(サラリーマンのような花です。)
花言葉は、しのぶ恋・富・豊富・元気・ほのかな喜び・
無邪気です。
02-26(火) 海蘭擬(うんらんもどき)

春の花壇に植え込む花を探しに、園芸店に。
白色と紫色の花に引かれ、この花を求めてきました。
南アフリカ原産の花で、耐寒性もあり、肥沃な土地を好み、挿し芽も可能とのこと・・・この花にしました。
園芸店では、「ネメシア」の名前で並べられています。
和名は春に海岸地方に咲く、日本の野生種「海蘭(うんらん)」に花が似ることからです。
花言葉は、正直です。
02-27(水) 君子蘭(くんしらん)

蘭と言う名前が付きますが、「ヒガンバナ科」の花です。
寺にあるこの花の鉢植えも、花芽を出しまもなく開花です。
写真の花は、園芸店でパチリ。
常緑の濃緑肉厚の葉が左右に扇状に広がり、中心部から太い茎を出し、頂部にオレンジ色の花をたくさん咲かせます。
原産地は南アフリカの雨の少ない樹林地帯・・・この花が自然に咲き群落を作る風情は、見応えがあるでしょうね。
豪華な気品と優しさとを持ち合わせた花で、観葉植物でも人気のある花の一つです。
花言葉は、情け深い・誠実・貴い・幸せを呼ぶ・優しい気持ちです。
02-28(木) グズマニア

この花も園芸店で、花の名札が見えるのは・・・ご愛嬌
と言うことで・・・お許しを。
熱帯アメリカの原産で、「パイナップル科」の花ですが、実はなりません。
他の樹に着生して生育し、パイナップル科の植物には葉が棘状のものが多いが、この花は葉に鋸歯状の棘を持ちません。
鮮やかな花色で、赤色やオレンジのはっきりした花色です。
花言葉は、熱情・あなたは完璧です。
02-29(金) 富貴菊(ふうきぎく)

冬から春にかけて、株一面に花を咲かせます。
カナリヤ諸島原産で、明治初期に渡来したものです。
花の名前は、本来「シネラリア」ですが、名前の響きの
悪さから、「サイネリア」と一般に呼ばれます。
葉はハート形で、暑さに弱く夏越しの難しい花です。
花色も豊富で、密集して咲く花は、春の花壇を彩る花の一つです。
二色咲きの蛇の目と呼ばれる品種は、ほとんどが日本で作出 されたものです。
紫色の花言葉は、悩める思い出・喜びです。