花ごよみ 平成19年 1月 下旬
01-16(水) 富貴菊(ふうきぎく)

園芸店では、「サイネリア」の名前で出回っています。
本来の名前は、「シネラリア」のようですが、名前の響きが悪く、サイネリアで売られています。
南アフリカ、カナリヤ諸島原産で、明治時代初期に渡来しました。
葉はハート形で、夏越しが難しいとされ、鉢植えで
栽培されます。
園芸品種、花色も多く、株いちめんに花を咲かせ、密集して咲く花は見応えがあります。
写真の青色の花言葉は、恋の悩みです。
01-17(木) 金柑(きんかん)
丸ごと食べられる、金柑です。
またジャムや砂糖煮、煎じてのど薬に利用されます。
非常に栄養価の高い果実です。
中国原産で、1826年中国の商船が遠州灘(静岡県沖)で遭難し清水港に寄港した際に、お礼に砂糖漬けの金柑が贈られ、その種が育ち日本で広まったとの事です。
黄色く熟した、金柑は皮も甘味があり、豪快に丸かじりして下さい。
01-18(金) 花簪(はなかんざし)

すごく綺麗なネーミングの花だと思います。
この花を女性の頭に・・・良いもんでしょうね。
私は簪を付けられませんが・・・(笑)。
株立ちし、花芽をたくさん出し、造花のような花を咲かせます。
花のない早春に纏まって咲く花は、心落ち着くものがあります。
花色は、白色・赤色とあります。
花言葉は、明るい性格・思いやりです。
01-19(土) 雲南桜草(うんなんさくらそう)

ここ何日か寒い日が続いています。
そして、花が花・花・・・・・鼻・鼻がない。(アレ)。
この時期私は、園芸店に出向き鉢植えを買ってくる日々です。
今日の花も、買い求めてきました。
名前の通り、中国雲南省の原産です。サクラソウ科の花でプリムラ属の一品種です。
比較的花株も大きくなり、たくさんの花を咲かせます。
淡紫色の花色で、香りもある花です。
01-20(日) 黄梅(おうばい)

全国的に例年になく、厳しい冬のようです。
しかし確実に春は、近づいているようです。
昨年植え込んだ黄梅が咲き始めました。
中国原産で、江戸時代初期に渡来、春先に鮮やかな黄色の花を咲かせます。
花が梅に似て、黄色の色から花名がありますが、ジャスミンの仲間です。
中国では、旧正月(2月)の頃に咲き出すので、
「迎春花(げいしゅんか)」と呼ばれています。
暖かみのある花ですね。
花言葉は、恩恵・優美・期待・希望です。
01-21(月) 花金鳳花(はなきんぽうげ)

一般的には、「ラナンキュラス」の名前で呼ばれます。
推理作家「斉藤栄」の小説にこの花が、登場したのを記憶しています。
西アジア、トルコ地方原産で、冬から春にかけ開花し、
やわらかい花弁を重ね、丸みがあり、ボリューム感のある鮮やかな色合いの花です。
花の名前は、ラテン語のラナ(蛙)が語源で、蛙がたくさん住む場所に育つことから名付けられました。
花色は、赤色・白色・黄色・褐色・サーモン等豊富です。
花言葉は花色でありますが、全般的には、光輝を放つ・名誉・名声・お祝い・移り気・晴れやかな魅力・魅力ある金持ち・忘恩・美しい人格です。
01-22(火) 冬知らず

寺の花壇も、この時期葉牡丹が植え込まれているだけです。
今日の花、ある場所では「冬知らず」と、またある場所では、「カレンジュラ」と言う名前で店頭に飾られていました。
冬知らずの名前に惹かれ、さっそく花壇に植え込んでみました。
調べると「金盞花(きんせんか)」と同属の花なんですね。
金盞花の園芸品種のようです。花も金盞花に比べ二回りほど小さな花です。
花壇に植えられた黄色の花は、寺を少し明るいものにしてくれました。
01-23(水) 雲間草(くもまぐさ)

梅の花に似た、雲間草です。
本種の雲間草は山の岩地などに生え、夏に白い花が咲きます。
白色、赤色、ピンク色と園芸品種も多く、本種と区別を
するために「西洋雲間草(せいようくもまぐさ)」、または洋種雲間草(ようしゅくもまぐさ)」と呼ばれます。
春咲きの綺麗な五弁の花です。
花言葉は、愛らしい告白・活力です。
01-24(木) 庭薺(にわなずな)

日本名「庭薺」、店頭では「アリッサム」と名前が付けられ並べられています。
花は甘い芳香があり、丁字花の小さな花が密集して咲くことから、「スイート・アリッサム」とも呼ばれます。
地中海沿岸の原産で、カーペット状に広がる品種もあり、花色も白色、赤色、紫色とあります。
花言葉は、大きく飛ぼう・奥ゆかしい美しさ・優美・
美しさを越えた価値です。
01-25(金) デンドロビウム

太いトクサ状の茎が特徴の花です。
花姿に気品が漂う(私のようです。)、豪華な花です。
ノビルタイプと、花茎が長く伸びて花が咲くデンファレタイプが多く流通しています。
花は径2Cmの小花から径10Cmの大輪まで種々あります。
ちなみに我が家では、この花を玄関に飾ってあります。
花言葉は、思いやり・純粋・潔癖・真心・わがままな美人・天性の華を持つです。
01-26(土) 龍舌蘭(りゅうぜつらん)

近くのお寺に用事で出かけ、この寺の山門前にはこの植物が何本か植えられています。
本来の龍舌蘭は、班(ふ)入りのものを言い、他のものは「青の龍舌蘭」と呼ばれています。
葉の形を龍の舌に見立てた名前です。下部の葉は固く、大きいトゲがたくさんあります。
花は60年とも70年ごとに咲くと言われ、葉の中央部から5m以上の花柱を伸ばし、開花すると一大ニュースになるようです。
是非一度花を見てみたいものです。
花言葉は、繊細です。
01-27(日) シンビジューム

窓越しに入る太陽の光を受け、咲いているこの花。
一株に何本もの花茎が付き、たくさんの花を咲かせます。
花持ちが良く、寒さにも比較的強く、美しさと強さと、
気品を兼ね備えた洋蘭です。
熱帯アジア原産の花で、花色も豊富で年末、新年の贈答にも広く利用されています。
花言葉は、熱愛・激情・野心・大志・誠実な愛情・熱心さ・飾らない心・豪華・高貴な美人・素朴です。
01-28(月) 花月(かげつ)

葉が多肉質で丸く固く、花は星形の薄いピンクです。
南アフリカの原産で、幹と枝に横縞の線が入っているのが特徴です。
ご存知一名を「金の成る木」、木が幼いときに、穴のある硬貨を差し込み、成長すると硬貨が外れなくなることから別名があります。
ちなみに寺のこの花は、残念ながらお金は成っていません。
花言葉は、温厚です。
01-29(火) 譲り葉(ゆずりは)

枝先に葉が集まり、冬でも緑葉が新鮮です。
春先に新葉が出ると、古い葉が落葉するのでこの名前があります。
縁起物の木で、この葉はお正月の飾りに使われます。
葉の付け根は赤く、葉と樹皮は薬用にもなります。
初夏にうすい黄色の雌雄違う花を咲かせます。
夏には実を作り、実は青色から次第に黒く熟します。
01-30(水) 花浜匙(はなはまさじ)

稲の苗床にしている、お檀家さんのビニールハウス。
冬の時期には、このハウスを利用してお花を出荷しています。
栽培しているのは、この花・・・一般的にはスターチスと呼ばれています。
花色は、白色・青紫色・ピンク・黄色等多彩で、枝先に
小さな花を並べて咲かせます。
切り花としては勿論、ドライフラワーとしても花を楽しむ
ことができます。
花言葉は、いたずら心・驚き・永久不変・永遠の愛・知識・変わらぬ心です。
01-31(木) 緋衣草(ひごろもそう)

花壇用草花として、古くから親しまれ、非常に多くの
種類があります。
一般的にはサルビアの名前で、親しまれています。
今日は月に一度の検診日、・・・早く病院と縁を切りたいんですけどね。・・・あせらず少しづつ。
帰りに「太海(ふとみ)フラワーセンター」へ、すでにこの花が花壇に綺麗に咲いていました。
ハーブや薬用とされるセージも豊富で、花の中には甘い蜜があります。
花言葉は、尊敬・燃える心・知恵・家庭の徳・すべてよし・家族愛・恋情・エネルギーです。