花ごよみ 平成19年 3月 下旬
03-16(金) 蒲公英(たんぽぽ)
春のお彼岸を前に寒い千葉県地方です。
今日の花。私的には一年中咲いているように思いますが・・・。でもやはり春を告げる花の一つではないでしょうか?。
古くから日本人に親しまれている花だと思います。
土手や道端に咲き、黄色の花の色気は暖かみを感じます。
二年前にある方から白花蒲公英の種を戴き蒔いてみましたが、まだ花を確認できません。
咲きましたら、花ごよみに掲載します。
花言葉は、別れ・思わせぶり・神託・真実の愛・明朗な歌声です。
03-17(土) 木蓮(もくれん)
桜の開花予報も出ましたが、寒の戻りで開花は遅れそうです。
桜よりも一足早く咲く花で、葉が展開する前に一斉に花が咲く姿は見事です。
以前寺の境内に、紫木蓮の木がありましたが、残念ながら枯れてしまいました。
今は、白木蓮の大木が2本白い華やいだ花をたくさん咲かせています。
花が終わり散る姿も感動的です。
風が吹くと花びらが一面に舞い、散り際の華やかさもあります。
花言葉は、自然への愛・持続性・ムードのある人
(私もよく言われます・・・嘘です)です。
03-18(日) 雪柳(ゆきやなぎ)
しなやかで柳の木を思わせる落葉低木です。
枝全体にたくさんの白い花を咲かせ、白い噴水のような、また雪が降ったような趣のある花です。
五弁の花で、白い小花を米粒に見立て、一名「小米花(こごめばな)」の名前もあります。
境内には、白花とピンクの雪柳が咲きますが、ピンク花の方が多少開花が遅いようです。
花言葉は、愛嬌・殊勝です。
03-19(月) 山桃(やまもも)
タケノコを探しに、今年初めて山に。
尾根を歩いていると、日当たりの良いところにこの花?が。
雌雄異株の常緑高木の山桃の花です。写真は雄花の花です。
灯台下暗し、実を付ける初夏が楽しみです。
果実は紅色で、6〜7月に熟し、甘酸っぱい独特の風味があり、生食したり、ジャムや果実酒に加工されます。
高知県の県花、徳島県の県木に指定されています。
03-20(火) 種漬花(たねつけばな)
水田地帯の当地も4月の声を聞くと、そろそろ田植えの時期を迎えます。
水田の畦や湿地などの近くに生え、小枝(実)が上を向いていて、途中で切れたような姿がとてもユニークです。
その昔、この花が咲くと種もみを水につけて、田植えの準備を始めたのが名前の由来のようです。
農繁期を迎えるのも間近です。
03-21(水) 連翹(れんぎょう)

春の彼岸の中日、寺では念仏。墓地にはお墓参りの方が・・・。
午後から春の日差しが出てきました。
まだ開花し始めですが、青い空と黄色の花のコントラストが鮮やかです。
4弁の黄色い花で、満開時期になると、黄色の噴水のような風情があります。
草花との混植や、生け垣にも利用できる庭木として人気の高い落葉低木です。
花言葉は、楽しい語らい・集中力・かなえられた希望です。
03-22(木) アネモネ
私には、姉が一人います。???。
つまらない書き出しで、失礼致しました。
今日の暖かさに誘われ、庭に植える春の花を探しに行きました。
目に留まったのが、この花。真っ赤な色気に引き付けられました。
別名を「牡丹一毛(ぼたんいちげ)」「紅花翁草(べにばなおきなぐさ)」と言われます。
早春の風が吹き始めると開花する、春の花の一つです。
南ヨーロッパ地中海沿岸原産で、赤・白・青など花色も豊富です。アネモネの赤い花の色は「血」と「生命」の象徴と言われているようです。
花言葉は、はかない恋・恋の苦しみ・明日に希望・無邪気・
辛抱・待望・清純無垢です。
それでは、さっそく植え込んでみます。
03-23(金) 金枝雀(えにしだ)
春、黄・橙色のマメ科独特の蝶花形を多数咲かせます。
草丈の高い品種は枝が下垂し、柳を思わせる樹形になります。
ヨーロッパ原産で、日本へは江戸時代に渡来したようです。
耐寒性にも強く、日当たりの良い、新しい土地を好みます。
近年、交配種が増え花色も多彩になってきました。
花言葉は、謙虚・恋の苦しみです。
03-24(土) 寒菅(かんすげ)
今日は、野の花を。
写真写りが良くありませんが・・・。
子供の頃から見慣れた植物、名前がやっと判りましたので、本日の花ごよみに。
細い葉の中から、やはり細い茎を持ち、先端に花?を
咲かせています。
雌雄の花があり、この花は雄花です。
子供の頃、この花を取りよく口にくわえたものです。
寒さにも強く、寒い冬にあっても緑の葉を生き生き
させているところから、名前があるようです。
03-25(日) 土佐水木(とさみずき)
名前の通り、高知県土佐地方に自生する落葉低木です。
境内のこの木も今開花を迎えました。
花姿が非常にユニークで、葉が展開する前に、黄色の花を小さな房状に咲かせます。
花後は、波状のギザギザの緑の美しい葉が鑑賞出来ます。
花言葉は、賑わいです。
03-26(月) 花大根(はなだいこん)
4弁の紫色の綺麗な花です。
大根と名前が付いていますが、野菜ではありません。
近くのお寺さんから昨年種を貰い、蒔いてみましたが、今年はスミレと間違えそうな小さい花が咲きました。
まだ皆さんには、お見せ出来る代物ではありません。
今日の花は、本家のお寺さんの花です。
1935年頃、東アジアから渡来しました。
一名を、「紫花菜(むらさきはなな)」「諸葛菜(しょかっさい)」「大紫羅欄花(おおあらせいとう)」と言います。
特に、諸葛菜の名は、三国志の諸葛孔明(しょかつこうめい)が 出陣の先々でこの種を蒔き、食糧として栽培したことから名前があるようです。
03-27(火) 大根(だいこん)
昨日の花大根と花を比較してみて下さい。
花大根が、大根の花から名前が付けられたのも頷けます。
遠目で見ると、畑に白い菜の花が咲いているような風情です。
4弁の白い花で、花の先端が薄い紫色です。
春の七草の一つに数えられます。スズシロは大根の昔の呼び名です。
中央アジアまたは地中海地方が原産地で、中国経由で日本に渡来しました。
大根は、おでん、沢庵、煮物、お味噌汁等の具に使われます。
私は、冬の風呂吹き大根が好きです。
03-28(水) 李(すもも)

余談ですが、本日寺のソメイヨシノが開花しました。
その桜と同じ、バラ科の花です。
葉が出る前に、白い花を枝いっぱいに咲かせます。
すももは、酸桃・酢桃とも漢字を当て、確かにこちらの字の方が果実を付けたときは、ぴったりの印象があります。
あの甘酸っぱい食感・・・私は好きですが。
また、果実はジャムにも加工されます。
花言葉は、忠実・貞節・独立です。
03-29(木) 姫榊(ひさかき)
まだまだ花の少ない時期、花が咲いてなければ、普段目も向けない木ではないでしょうか?。
小さな黄白色の小さな花を、枝に沿い咲かせています。
庭木や生け垣に向き、関東地方では、榊の代用として
神事にも使われます。
匂いはちょっときつめかな?。
03-30(金) 木五倍子(きぶし)
昨日の姫榊が、枝に沿い花が咲くのに対し、
今日の花は見ての通り、たくさんの花を付け、枝から
縦長に垂れ下がります。
良くこの花を掲載してる方が書き込んでいますが、私も便乗、居酒屋の暖簾に似てる趣があります。
当地にはこの木が多く、雌株に果実を付けます。
子供達と一緒に、一番花の付いていた枝を撮影してみました。
葉は秋に紅葉し、美しさがあります。
花言葉は、持ち合わせ・出会いです。
03-31(土) 辛夷(こぶし)

日本と済州島に自生する、落葉高木です。
白木蓮と開花を同じくするので、見分けが難しいですが、辛夷は開花期に花の下に緑の葉を1枚付けているのが特徴です。
漢字表記は辛夷ですが・・・拳とも書くようです。
コブ状に連がる果実が子供の拳に似ることからのようです。
何か・・・物騒な名前ですね。
花言葉は、信頼・友情・友愛です。