花ごよみ 平成19年 2月 下旬
02-16(金) 仏桑華(ぶっそうげ)

日本名よりもやはり「ハイビスカス」の方が通りが良いのでは。
今年は例年の2月とは思えない、暖かい日が続きます。
本来初夏から咲く花だと思いますが、チラホラ咲き始めました。
暖かいんですね。
原色が鮮やかで、大きな花を咲かせる、代表的な熱帯花木です。
写真の花木は若木で花も小さいようです。
アメリカハワイ州の州花に指定され、南国の陽光と、青い空にこの花は非常に映えます。
花言葉は、勇ましさ・華やか・勇気ある行動・常に新しい美です。
02-17(土) 金魚草(きんぎょそう)

温暖の地、南房総切り花農園にはたくさん栽培されています。
地中海沿岸の原産で、江戸期に日本に渡来してきたようです。
白色、黄色、紅色、ピンク等色合いも豊富です。
花名は、花が金魚の口に似る、また花びらが風に煽られ波打つ姿が金魚の尾びれに似るところからのようです。
この花も春を告げる花の一つだと思います。
花言葉は、仮定・推測・予知・粗野・無作法です。
02-18(日) マーマレードの木

子供の頃、給食の時出た「マーマレード」あまり好きではありませんでした。
中に入っている果肉がミミズみたいで・・・。
今でも苦手ですね。失礼しました、余談でした。
この花は、南アフリカ原産の低木で、花の色がレモン色からオレンジ色に変色する様がマーマレードに似るところから命名されたようです。
耐寒性は弱いようですが、挿し木で増やせる言葉に負け、買い求めてしまった私です。
花言葉は、嫉妬です。
02-19(月) 満作(まんさく)
満作さんの家に咲いていたら、愉快ですね。ハハハ。
春に他の花に先駆け咲く、“まず咲く花”から満作と
名が付いたと言われる落葉大低木です。
黄色の紐状の花で、ちょっと滑稽な花です。
開花期に枯れた葉を残す品種は、「支那満作」という品種です。
寺に咲くこの花も支那満作です。
花期が早く茶花に珍重されます。
葉は止血剤に効能があるようです。
花言葉は、呪文・霊感・魔力・感じやすさです。
(ぞくぞくする花言葉ですね。)
02-20(火) 木瓜(ぼけ)
今日の花・・・私ではありません。
中国原産の落葉低木です。
枝に棘を持ち葉は長楕円形。
梅や桜と比べ、低木のため場所をとらず、野趣もあり
広く栽培され、盆栽にも多く仕立てられます。
秋の実が瓜に似るところからこの名前があります。
野趣あふれる、春を告げる花木の一つです。
花言葉は、早熟な人・平凡・妖精の輝き・熱情・指導者・先駆者です。
02-21(水) サボテン茜丸
(さぼてんあかねまる)
ハハハ、花に無知な私・・・サボテンに花が咲くとは・・・
知りませんでした。
何であんなとげとげの物をたくさん集めるのかと?。
お檀家さんで庭の日向にハウスを建て、サボテンを収集しています。
その中の一つをご紹介致します。
私も負けずに親馬鹿です。
二女の「茜」の名前のサボテンがあり、それがこの花で、ベゴニアに似た花です。
長い茎に鋭い棘、赤い綺麗な花です。
今後機会あれば、サボテンの花も掲載したいと思います。
「サボテンの花」・・・チューリップ・・・
解かる人は解かると思いますが???。
02-22(木) 矧ツ(おだまき)

非常に色気の綺麗な花だと思います。
日本原産の深山苧環と西洋苧環と二分されます。
北半球の広い地域に多くの種類が分布し、
特にヨーロッパで改良されたものは、多くの花形と花色の変化があります。
花言葉は、断固として勝つ・努力の勝利です。
是非境内にも植え込みたい花の一つです。
02-23(金) 木立瑠璃草(こだちるりそう)

一般的には「ヘリオ・トロープ」と呼ばれます。
茎は直幹性で枝分かれが少なく、全体的に毛があります。
(私には、毛はありませんが・・・もうしわ毛がない。)
お茶を濁してしまいました。
花色は、ピンクから赤紫まであります。
ペルー・エクアドル原産の小低木で、香りが良く、
この花から香水の原料が採取されます。
また、夏目漱石の「三四郎」にも登場する花です。
花言葉は、献身的な愛・熱望です。
02-24(土) 花簪(はなかんざし)
悪い癖が出来てしまいました?。
花屋さんに行くと手ぶらでは帰ってきません。
オーストラリア原産の情緒豊かな名前の花です。
頼りなげなか弱い茎の先に、一輪の小さく可愛らしい
白い花を咲かせています。
蕾の頃は赤色ですが、開花をすると白色の花・・・
不思議ですね。
私の悪い癖、まだまだ続きそうです。
花言葉は、思いやりです。
(今の時代必要なことですね。)
02-25(日) 初恋草(はつこいそう)
初恋・・・遠い昔の思い出が甦ります。
オーストラリアに分布する常緑低木です。
原産地のこの花は、寒さにも蒸し暑さにも弱いデリケートな花です。
日本に渡来し品種改良も進み、寒さ、乾燥には強いが、高温多湿にはまだ弱く、やや乾燥気味に管理します。
日当たりを好み、日当たりが悪いと花色が悪くなったり、蕾が育たなくなります。
花色は、赤色、黄色、青色系統とあります。
さし芽でふやすことが出来、適期は5〜6月です。
02-26(月) 筏葛(いかだかずら)
南の島の青い空と、蒼い海に良く似合うトロピカルなムードをもつ「ブーゲンビレア」の花です。
先日病院の帰りに、「太海(ふとみ)フラワーセンター」でパチリ。
一般に花と思われている鮮やかな色が豊富な部分は苞(ほう)で、花は苞の中にある長いラッパ状のものです。
南アメリカ原産の蔓性の木で、沖縄などの暖かい地方では垣根や庭木としても扱われ、温室内では一年中花を咲かせます。
花言葉は、魅力・情熱です。
02-27(火) 甘蕉(ばなな)
すいません、何となくバナナを。
家の庭に実を付けています・・・嘘です。
子供の頃、皮をむくのが好きで、親に迷惑を掛けたことも遠い昔の懐かしい思い出です。
ブラジル・インド・インドネシアなどの熱帯地方に広く
栽培され、果実は熟すとご存知黄色になります。
私をはじめ、子供達も大好きな果物の一つです。
02-28(水) 仏の座(ほとけのざ)
例年になく暖かな2月も今日でおしまい。
暖かさに誘われ、野を散策してきました。
日当たりの良い場所を好み、密生して咲くと紫の絨毯を敷き詰めたようです。
上部で対生する柄のない葉を仏が座る「蓮」に見立て
この名があります。別名「三界草」(さんがいぐさ)
ともいいます。
唇形花の、紅を差した様な斑点、不思議な花姿ですね。