花ごよみ 平成19年 1月 下旬
01-16(火) シンビジューム

見ているだけで心が癒されます。
美しさと強さを兼ねた西洋ランです。
熱帯アジア原産の花で、花もちがよく寒さにも
比較的強い花です。
一本に何本もの花茎が付き、より一層この花を豪華なものにしています。
花言葉は、野心・大志・誠タな愛情・熱心さです。
01-17(水) 花月(かげつ)
別名「金のなる木」この名前の方が通りがいいのでは・・・。
我が家には、この花は咲いていますが・・・ちなみに
お金はなっていません。あしからず。
本当の話ですが、寺の山門下に「花月堂」さんという
お菓子屋さんがあります。
本題に、葉は多肉質で丸く固く、花は薄いピンクです。
幹と枝に横縞の線が入っているのが特徴です。
別名の語源は、若木の時に穴の開いた硬貨を通し、
木が成長し硬貨が取れなくなり、その姿が別名の由来のようです。
花言葉は、温厚です。
01-18(木) デンドロビウム

茎に多くの節があるのが特徴の花です。
春に咲く日本原産の「石斛(せっこく)」に節が似ているなあ〜と思ったら、同じ種類の花なんですね。
しかしこちらの花は、熱帯アジア原産の洋蘭で、原産地を中心に1,500種以上の花が分布しています。
種類、品種もいろいろあり、形も色も豊富です。
豪奢な花姿に気品があります。
花言葉は、わがままな恋人・わがままな愛・思いやり・
純粋・潔癖・真心です。
01-19(金) シーマニア

金魚が口をあけているような、風情の花です。
南米のペルー・ボリビアなどの熱帯森林地帯に自生し、蒸し暑さと強い日差しが苦手です。
(あなたは、本当に熱帯地方の花ですか?)。
寒さには弱く、主に部屋の観賞用の花で飾られます。
茎先に次々に花を付け、長期間楽しめる寒い冬の貴重な花です。
花言葉は、コミュニケーション・繁栄です。
01-20(土) ファレノプシス(胡蝶蘭)

アーチ状の茎に、白やピンクの丸い花を多数咲かせる姿が、蝶が舞っているように見える洋蘭です。
原産地東南アジアでは、直射日光のあたらない、薄日が半日程度あたる湿度の高い場所で、樹木の枝分かれした股の部分に多く着生します。
純白の花が喜ばれ、ウェディングのブーケやコサージュにもよく利用されています。
花言葉は、華やかさ・厳粛な美しさ・優しい愛です。
01-21(日) 西洋桜草(プリムラ・マラコイデス)

花姿や色が愛らしく、早春の鉢花として人気のある花です。
日本桜草に似ていますが、中国原産の花です。
別名を乙女桜・化粧桜の一名もあります。
香りも良く、早春におすすめの花です。
プリムラ何がしと言う花が種々ありますが、primuia(プリムラ)は、「primos(最初)」が語源で、早春花が他に先駆けて咲くことからの意味合いです。
花言葉は、初恋・自然体です。
01-22(月) 黐の木(もちのき)

枝いっぱいに、赤い実を付けています。
名前の通り、この樹皮から「トリモチ」が作られます。
現在は、鳥類保護のためトリモチの使用は禁止されています。
春先に枝の根元に薄緑色の小さな花を咲かせます。
餌の少ない冬場の格好の鳥の食料になるようです。
01-23(火) 葉牡丹(はぼたん)
小さい頃、花のことに無知だった私(今もそうですが・・・)。買ってきた葉牡丹を、「何で食べる野菜をまた植えるのか?」子供心に不思議に思ってました。
マア、花キャベツと言う別名があるように勘違いするのもいたしかないとは思いますが・・・。
当地でも、冬の花壇に観賞用として植えられています。
2月頃から中央部が盛り上がり、春先に先端に花を
咲かせます。
重なり合う葉が牡丹のように美しいことから葉牡丹の
名前があります。
最後に、もう一つお笑いを・・・咲く花・・・子供の頃
菜の花だと思っていました。ハハハ。
01-24(水) 梅(うめ)
当地も昨年よりも暖かく感じます。
(全国的なようですが・・・)。
境内の白梅も先週くらいからチラホラ咲き出しました。
原産地は中国ですが、古くから日本に定着し、各地に
梅の名所があり親しまれています。
平安朝以降詩歌に詠まれ、花の色は白・紅・薄紅、一重咲き・八重咲きなど、多くの品種があります。
この木の実「梅」は皆さんよくご存知だと思いますが、
未熟の果実を生食するとアミグダリンという毒素がありますので、くれぐれもお気を付けて・・・。
花言葉は、忠実・気品・清らかな美しさです。
01-25(木) アッツ桜(アッツざくら)

6弁の可愛らしい、雄蕊や雌蕊が見えない不思議な花を次々に咲かせます。花が三枚ずつ互い違いに付くのが特徴です。
別名をロードヒポクシスと言います。
(私には記憶することも出来ません・・・)。
アッツ桜の名前は、 太平洋戦争中の昭和18年5月、アリューシャン列島のアッツ島日本軍守備隊が玉砕したという悲報が伝えられた当時、ある山野草の店が「アッツ桜」という名前で売り出したので、そのころからアッツザクラと呼ばれているようです。
しかし原産地は、南アフリカの山岳地帯です。
原産地では、幻の花と言われているようです。
暑さに弱く、直に植え込む場合は、半日陰地がいいようです。
花言葉は、無意識・可憐です。
01-26(金) オンシジウム

多数枝分かれした長い花茎に、多数の黄色い花を
咲かせる洋蘭です。
独特の花形は、ドレスをまとった貴婦人に形容されます。
熱帯、亜熱帯南アメリカに約420以上の種があり、
種類、品種によって花の大きさや高さが異なります。
日本では温室で鉢植えで栽培されています。
花色も多く黄色、褐色、混色などがあり花姿はどれも
羽を広げた熱帯の蝶が止まっている風情があります。
花言葉は、印象的な瞳・遊び心・神秘的な愛です。
01-27(土) 蝋梅(ろうばい)

今日の当地は、朝から暖かな陽気です。
皆さんの土地は如何ですか?。
華やかさはありませんが、落ち着きのある花です。
(私のようです・・・)。
花を下向きに咲かせ、花周りは心地よい香りがします。
蝋細工のような梅に似た花から蝋梅の名があります。
春先はこの花を初め、連翹(れんぎょう)、菜の花、蒲公英(たんぽぽ)など黄色の花が暖かみを運んでくるように感じます。
「春よこい、早くこい」・・・ですね。
花言葉は、慈愛心を持っている・先導・先見です。
01-28(日) グズマニア

買い求めてきました。
葉が放射状に広がり、赤やオレンジなどの色鮮やかな苞(ほう)が鑑賞されるパイナップル科の植物です。
中米から南米の熱帯雨林に原産し、他の属のパイナップル科と異なり、葉の周辺に鋸歯状のとげがありません。
玄関の下駄箱の上に置かれ、色鮮やかな色気に目が
惹かれます。
花言葉は、熱情・あなたは完璧です。
01-29(月) クリスマス・ローズ

クリスマスの頃に咲くことから付いた名で、常緑の多年草。
寒さには強く、日当たりを好みますが、夏の高温多湿をきらい、鉢植えの方が管理が容易です。
花は清楚で五弁の大きい花を下向きに咲かせます。
花のない時期に冬から早春にかけて咲く貴重な花です。
花言葉は、私の心配を和らげて・慰め・慰めを求める・私の心を慰めてです。
01-30(火) アナナス

尖った長い葉の中から、茎の先に噴水のような赤い
花を咲かせています。
28日に掲載したグズマニアと同種の花です。
花を触ると先が尖り、花のふちにも鋸状のギザギザがあり結構痛い花です。
熱帯アメリカ原産で、アナナス類は約50属1,500種
あると言われています。
花言葉は、あなたは完全である・あなたは完璧・大切な気持ち・貯えるです。
01-31(水) 猫柳(ねこやなぎ)
各地の水辺に生え、早春に猫の尾のような花を咲かせる落葉樹小低木です。
花が黒味を帯びたクロヤナギ、枝が下垂するネコシダレなどの変種があります。
写真の猫柳は境内に咲いています。とにかく花穂の「フワフワ」毛触り感が私は好きです。
思わず頬に押し当ててしまいます。
(ホゥ・・・・)。
花言葉は、努力が報われる・自由・自由な心です。