花ごよみ 平成17年 7月 上旬
01(金) 木大角豆(きささげ)
非常に高さのある高木で、花も高いところに咲き
みにくい写真ですが、お許しを。
花は次々に咲き、黄白色の花を枝先にまとまり開花します。
花よりも、野菜のササゲマメのような果実が垂れ下がるのが、なじみがあるかもしれません。
果実は枝から垂れ下がり、この実を乾燥させ、利尿薬として腎臓病、脚気などに民間薬として、薬効があるとされています。
02(土) シンビジューム

美しさと強さを兼ね備えた洋蘭です。
植木鉢に植えられ母親が大切に育てています。
花もちが良く、花茎に群がるように花を付けます。
シンビジュームは、花色、花形もさまざまで、花茎は直立、弓形、垂れ下がるものと品種も多くを数えます。
花言葉は、飾らない心・豪華・高貴な美人・素朴・熱愛・激情です。
03(日) 河原撫子(かわらなでしこ)

河原に咲いていると思いきや、山の日当たりの良い場所に咲いています。
ピンク色のプロペラ状の花で、可憐な野にあう花です。
写真を見ても判るように、五弁に枝分かれし、花を咲かせています。
我が子を撫でるように可愛い花という意味合いで、
この名前があります。
花言葉は、貞節です。
04(月) 天鵞絨毛蕊花
   (ビロードもうずいか)

法事に向かう道中の道路脇に、花が咲いています。
花はあまり目立ちませんが、人の背丈ほどあります。
ヨーロッパの原産で、葉は布に触るような感触で、
柔らかい毛が密生しています。
「もうずい」とは、髭の生えている者の意味があるようです。
黄色い色の花を花茎の下の方から咲かせ、花が終わり種が落ち、翌年以降の花になります。
花を咲かせた茎は、立ち枯れの状態で終わりを迎えます。
別名、庭煙草、マレインと呼ぶことがあります。
05(火) 泰山木(たいさんぼく)
寺にもこの花を咲かせる、泰山木はありますが、残念ながら木が高く、花も高い位置に咲いているため、通りがかりの低めに咲いている花に遭遇し写真に収めました。
北米中南部原産で、明治初期に日本に渡来したようです。
巨大な白色の花を上向きに咲かせ、香りの強い美しい花です。
一斉に開花することなく、次々に花を咲かせ長く楽しめる木の花です。
06(水) 狐の手袋(きつねのてぶくろ)

畑で花を咲かせている、狐の手袋。通名ジギタリス。
狐の手袋、可愛い日本名ですが、有毒の花です。
ヨーロッパ原産の花で、釣鐘状の花を下向きにいっぱい付けます。
花色も多く、白色、黄色、紫色、紅色と豊富です。
有毒の花ですが、乾燥した葉は、心臓病の薬として
用いられます。
花言葉は、熱愛・不誠実・胸の内・健康的・胸の思いです。
07(木) 夏椿(なつつばき)
昨年から気になっていたこの花、今年やっと名前が
判明しました。
椿に似ているが、今の時期まさか椿が・・・名前が判ると夏に咲く椿だから、「夏椿」納得しました。
五弁の白い花を付け、花の縁はまばらに切れ込みがあります 。
08(金) 胡瓜(きゅうり)
畑に咲く、野菜の花を。
北インド原産の胡瓜の花です。3000年前から栽培
されており、日本へは平安時代に渡来しました。
雄花と雌花があり、写真の花は、雄花です。
黄色の似た花を咲かせますが、受粉後雌花に胡瓜の実を付けます。
生食として、また漬物、酢の物として広く使われます。
花言葉は、洒落(しゃれ)です。
09(土) 煙の木(スモークツリー)
何なんだこれは、が第一印象です。
ヨーロッパ南部〜中国西部の原産のようです。
紅花咲く、長福寿寺さんの境内にあります。
木の前に住職が書いた案内があり、これだけ大きい木は珍しいと付け加えられていました。
五月の初旬五弁の白い小さな花を付けるようですが、やはり花の後の木の変化が見所のようです。
当初茶色の木房が、次第に白色に変化、その様を形容し煙の木、霞の木の一名があります。
まだまだなぞの多い木です、とも案内板に書かれています。
10(日) じゃが芋

おなじみの野菜、ビタミンCたっぷりのじゃが芋です。
南アメリカ地方原産で、17世紀にオランダ人がインドネシアから日本に伝来しました。
ナスの仲間で、花はナスやトマトに似ています。
白く淡い紫色の花です。
我が家でも、じゃが芋は子供達を含め大好物。
フライドポテト、煮物、サラダ、味噌汁、カレーライス等の料理に生まれ変わります。
皆さんもくれぐれも食べ過ぎませんように・・・。
(出物腫れ物、所嫌わずですから。)プ〜〜失礼。
11(月) 悪茄子(わるなすび)
昨日のじゃが芋と良く似た花です。
しかしこちらは、有害植物です。
畑に入り込み、茎と葉に棘があり厄介な植物です。
ナスに似た小さい白い花を咲かせています。
ナスに花が似て、有毒、だから悪茄子・・・なるほどね。
12(火) 竹似草(たけにぐさ)
槙塀の前にニョッキリこの花が。
長い茎を真っ直ぐに伸ばし、ベージュ色の円錐状集団花を咲かせています。
葉は大きく互生し20センチほどの大きさです。
茎は白く、少し青みを帯びています。竹のようにすくすく伸びる事からこの名前があります。
茎を傷つけると黄赤色のアルカロイドを含む有毒の液を出します。
13(水) 春車菊(はるしゃぎく)
春と名前が付いていますが、梅雨の時期花を咲かせます。
雑草化し、田んぼの畦に咲いています。
黄色の花の中に、チョコ色の蛇の目の花です。
別名を孔雀草、蛇の目草と名前があります。
草の育つ時期、残念ながら草刈機に刈られてしまいます。
花言葉は、上機嫌・陽気・常に快活・清い心・愉快です。
14(木) 百合水仙(ゆりずいせん)

寺の畑に咲いています。
原産地の南アメリカの情熱を感じさせる百合形の花です。
日本には、昭和初期に渡来しました。
花持ちが良く、生け花、切花に利用されます。
高温多湿に弱いのが難点か。
西日の当たらない、水はけの良い場所に植え込むと
良いようです。
アルストロメリア、原産地に由来しインカノユリと別名を持ち合わせています。
花言葉は、エキゾチック・援助・持続・幸福な日々です。
15(金) 美容柳(びようやなぎ)
寺にこの花は無く、檀家さんの畑でパチリ。
6月に開園した千葉市の火葬場の庭にも植え込まれていました。
五弁の花で、澄んだ黄色の花をいっぱい付けています。
花の中央から細い胞子を?たくさん出しています。
花言葉は、幸いです。