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残暑お見舞い申し上げます。 9月に入りまだまだ暑い日が続きそうです。 ことわざ通り彼岸までの辛抱か? せめて「花ごよみ」だけでも秋を感じて頂きたく、 この花にしました。 でも写真の腕が悪く涼しさをお届けできなかったと思います。 花も小さく淡い紫色の色気です。 |
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境内に咲く百合の中で、最後に開花するのが この百合ではないでしょうか? 鉄砲型の白い涼しげな花を数多く咲かせます。 花言葉は、純潔・甘美・威厳です。 |
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残暑の残る時期、紫色系統の花は涼しげに感じられますね。 この花は、赤い実を付けた時の方が印象深いのでは、・・・ 鑑賞花よりも薬用として有名です。 具体的には、果実が果実酒として、若葉がくこ茶・炊き込みご飯・和え物として、根が「地骨皮」(じこつび)という名の 漢方薬として用いられています。 私は、果実酒は飲んだ事はありますが・・・ 味は、今では覚えていません。 花言葉は、自然な振る舞いです。 |
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寺の境内を初め庭先、林下至るところにこの花が咲いています。 葉は、緑色というよりも、白く細長いものを 付けています。 長い葉の中から、小さい花が見え涼しげな風情を 醸し出しています。 葉は、光合成の関係でしょうか、白色の葉と、緑色 の葉に花を付けたものに分かれるようです。 |
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花を見つけた時、「綺麗な花だな〜」と思うも名前判らず。 野の花図鑑を調べ、花の可憐さに相応しくない名前にびっくり。 わざわざ臭いを嗅ぎに再度花の元へ。・・・花の名前に納得。 別名、早乙女葛(さおとめかずら)、また花の中央の色が お灸の痕に見立て灸花(やいとばな)ともいわれます。 花の色気、外見からは想像できないちょっと気の毒な 名前の花です。 |
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一名「馬食わず」とも言われるこの花、なぜ馬が食さぬか? それは有毒植物だからです。 しかし四弁のきれいな白い花は、つる状に地を這い、また木に巻きつき咲いています。 名前の由来は、葉が枯れた冬に白い種毛が、仙人のひげに 似ることからのようです。 有毒植物ですが、根は漢方で利尿剤や鎮痛剤にされます。 |
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「花ごよみ」を始め3日に一度早朝境内はもとより、 山を蚊の餌食になりながらも散策しています。 この花は、タケノコ山の竹林に咲いていました。 ただ花の名前を見て下さい。なんか物騒な名前ですね。 古くから傷薬として使われ、この薬を使ってタカの傷を 直す秘密を弟が他人に洩らし、怒った兄の鷹匠がその弟を 切り殺したという伝説に基づき名前があるようです。 綺麗な花の裏にも悲しい話があるんですね。 |
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私のかすかな記憶の中には、咲き乱れていたという 印象があるのですが・・・ お盆前の草刈りで多分的に刈ってしまっていたのが原因では、 観察するに、開花の時は白い色ですが短命で、3日間ほどしか 咲いていません。 花が終わりしぼむ時は、花先は薄い赤色をしています。 西インド諸島原産で、花を「玉」に、葉を「簾」に見立て この名前があるようです。 花言葉は、期待です。 |
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洒落(しゃれ)ではありませんが・・・ 林下の茗荷(8月5日掲載)のある隣にこの花の 一群があります。 葉も名前も茗荷に似ていますが、茗荷がミョウガ科に対し、 こちらは、ツユクサ科になります。 花は、一日花で花の位置に藍紫色の実を付けます。 茗荷同様、食することができれば良いのですが、 残念ながら、食用にはなりません。 |
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残念ながら、当寺には鐘楼堂がありません。 なぜなら太平洋戦争に鐘を供出し、未だ再興すること叶いません。 横道に逸れましたが、紫色のこの花さわやかな音色が しそうな趣があります。 寺の参道に、またワラビ山にとたくさん咲き、 夏の野山に彩りを添えています。 「美味なりと唄われた山菜」で、春先の若葉は和え物・酢の物・ 天プラにまた、根を乾かしたものは、「沙参」(しゃじん) と呼ばれ、煎じて健胃剤、去痰剤として用いられています。 |
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境内を歩いていると、足元に紫色の花びらが、・・・ 見上げると高い場所にこの花が咲いていました。 秋の七草「葛」です。長いつるを伸ばし中には、 電信柱を覆い隠すものもあります。 花は、下の方から咲き始め上方に移動します。 奈良・吉野地方の国栖(くず)村に名前は由来し、 根にでんぷんを多く含み、葛粉に、また漢方の風邪薬 「葛根湯」(かっこんとう)の原料になります。 花言葉は、活力です。 |
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左の写真を見て下さい。まるで秋の「つくし」のようです。 そして、右手の写真が開花した「つるぼ」です。 昨日の葛(くず)同様下の方から順に花を咲かせます。 花は、横向きに付き、葉を持たず、小さな淡紫色の集団花が 咲きます。 寺の参道に、また境内の庭に年々勢力を伸ばしています。 |
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雑草地にも色々な花が生きづいています。 卵型の葉で、花は本当に小さく、丁度写真を撮った時に、黒い 実を付けていました。 全草に「ソラニン」という物質を含み有毒、 食せば、腹痛・けいれんを起こす怖い植物ですが、 茎葉の煎汁は、たむしを直し、解熱剤・利尿剤になります。 |
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「花ごよみ」を始め早5ケ月が過ぎました。 今日の花ほど何度も写真を撮り、さてどれを掲載しようか 大変迷いました。 草地に至るところ咲いていますが、花は小さく、淡いピンク、 淡い紫色ともいえる色合いがなかなか出せず、これが原因で 写真選びに苦慮しました。 写真は、拡大してありますが、上部の白い部分に黒く見えるのが 「ふくろう」に似ていませんか・・・? |