花ごよみ 平成16年 5月 上旬
01(土) ミヤコワスレ

今日は可愛らしいお花を撮りました。境内の一角にひっそりと咲いています。朝早かったので開いている花が少ないです。これから徐々に咲くのでしょう。蕾もたくさんつけています。緑色の中に淡い紫色が点在している様子が布か何かにプリントされた様に見え、とても綺麗です。
02(日) 伐採直前の筍

2,3日竹やぶに入らなかっただけで、顔さえだしていなかった筍があちこちに背丈を伸ばしていました。長いものは数メートルもあり倒すのも一苦労です。しかし、竹になってしまってからでは硬くてもっと始末に困ってしまうので、面倒でもこの作業をしない訳にはいきません。これはほんの一部分で、倒された筍は200本強を数えます。
03(月) 九輪草

6歳の長女が“今日は私が撮ってくる”と意気込んで撮ってきてくれたのが九輪草です。
何枚か撮ってきてくれたのですが、ぶれてしまっているので、その中で良いのを選びました。
本人も一番気に入ってる様です。
開いている花が少ないのはご愛嬌。
04(火) シラン(紫蘭)

境内の植込みにたくさんのシランが咲き始めました。20〜30株はありそうです。環境が生育に適しているのか、年々株が増えてきているようです。蘭とつく割にはそれほどゴージャスな花ではないですが、色鮮やかなピンクに近い紫色がきれいです。
05(水) たつなみそう

以前この花は数多く見られましたが、植物に興味のなかった私が、草刈機で刈ってしまい、残念ですが今年はこの1輪しか目にすることが出来ません。今後は注意深くほかの草花も見守っていきたいと思うと同時に境内美化作業に勤めたいと思います。自然を大切に!
06(木) せいがい

秋の紅葉の風景ではありません。境内にあるせいがいという春にも赤く色をつけるもみじの一種らしいです。せいがいは空の青と対照的に一際赤く色を染めた風情はそこだけ秋の気配を醸し出しています。
07(金) さやえんどうの花

私の母が丹精こめて野菜作りをしている畑に白と紅色?の色を付けたさやえんどうの花が目に留まりました。野菜の花ですが、都会暮らしの方には目にすることはあまりないと思い、本日掲載させていただきました。この後母から採りたてのさやえんどうをゆでておいしく頂きました。ごちそうさまでした。
08(土) ノアザミ

境内の山の所々にノアザミの群落があり、赤紫の花をつけています。花の華麗さに比べトゲが多くある為、近づきがたいのか、ハルジオンなどの花束を作って得意になっている子供たちも遠巻きに花を眺めています。
09(日) ふたりしずか

庭のツツジの足元に大きい4枚の葉の間から白く細長い房状の花を見つけました。図鑑で調べると「ふたりしずか」と判明。雨に打たれか弱そうな花がより一層寂しげに目に映ります。
10(月) じしばり

遠目に見るとタンポポかな、と思い近づくと全然違う植物でした。
花はタンポポよりやや小形で、可愛らしい感じの花です。調べて見ると“じしばり”という名前でした
11(火) キンセンカ

お蔭様で今日花ごよみを始めて丁度一月を迎えることが出来ました。花ごよみを楽しみにして下さっている方々のお陰と感謝申し上げます。改めてお寺にもたくさんの花があるんだなぁ。と感じております。本日はキンセンカを掲載致しますが、この先長く花ごよみを続ける事が出来る様、精進努力致します。今後とも末永く花ごよみを宜しくお願い致します。
12(水) 紫つめくさ

毎朝、小学生の子をバス停まで送るとき道端に紫つめくさがまとまって咲いているのを目にします。ピンクっぽい紫色がとてもきれいです。シロツメクサより花も葉も大きめでたくさんの数が集まると見事です。
私の寺の周りにはどちらかというとシロツメクサが優勢で紫つめくさは少ないです。
13(木) 車輪梅(しゃりんばい

寺の中庭に本来海岸の浜辺に自生することが多いといわれている車輪梅が植えられており、白の香りのよい花を咲かせています。
秋には黒紫の実を見ることが出来ます。その折には花ごよみに掲載したいと思います。乞うご期待ください。
14(金) 芍薬

大きな蕾が膨らんで、咲くのが今か今かと心待ちしていましたら、紅色と薄桃色の花が開花しました。花が大きく、小ぶりな花が多い境内では迫力満点で豪華に咲き誇っています。
15(土) にわぜきしょう

寺の参道に今を盛りと白と薄紫の色を付けた小さい可愛らしい花を見ることが出来ます。本当に小さな花なので、よく芝生の上にも生えている事がありますが、気をつけないと踏んでしまいそうです。よく目にしていても名前をしったのはごく最近です。花ごよみも一ヶ月が過ぎ、家内の提案で「花言葉」を調べてのせてみたら、との意見で今後わかる範囲で書かせて頂きます。ちなみに今日の“にわぜきしょう”の花言葉は繁栄・豊かな感情・豊富です。