「除夜の鐘」 
 
 各地の寺院では、大晦日の夜、11時半ごろから「除夜の鐘」を
つき始めます。
 
 除夜の鐘は「百八の鐘」ともいわれ、これは人間が過去、
現在、未来に渡り抱く百八の煩悩を払うためです。
また一年の十二ケ月、二十四節気、七十二候の数を合わせたものだと
ともいいます。
 
 百八のうち百七は旧年を送る「最後の宣命」といい、
最後の一鐘をつき終わった時、新年を迎えます。