「降誕会」 (ごうたんえ)
 
 浄土真宗の開祖・親鸞聖人の誕生会です。
親鸞聖人は承安三年(1173)春に生まれましたが、その日は正確に明らかではありません。
真宗各派では、四月一日にこの法会を行っているところもありますが、特に本願寺派(西本願寺)では、五月二十一日とし、この日を中心に、本山では各種の行事が繰り広げられ、周辺の「西六条」は奉祝気分にあふれます。
一般の末寺では、この降誕会と、十三日の中宗(ちゅうそう)大師会とを併修するところもあるようです。
中宗大師とは、中興蓮如上人(1415〜99)を指します。