「聖霊会」 (しょうりょうえ)
 
 三月二十二日は、わが国の仏教徒にとって忘れることの出来ない、聖徳太子の御忌会です。
太子は、推古天皇三十年(622)二月二十二日に、四十九歳で亡くなられました。今は陰暦と陽暦の関係で、月遅れの三月二十二日に行われるようになりました。
太子は、日本における通仏教的な存在であり、各宗を通じて太子への崇敬が篤く、この日を中心に「上宮太子会」「太子会」といって、仏事の営まれるお寺があります。