花ごよみ 平成25年 7月 下旬
ブルーベリー

ツツジ科スノキ属。
北アメリカ原産で、戦後の1951年に渡来した花木です。
4、5月頃に、白色の釣鐘状の小さな花が咲きます。
今の時季、実が青紫色に熟し、ジャムやゼリーに使われます。
生食も出来、子供達はこの実の争奪戦が繰り広げられます。
また実には目の疲れに良い「アントシアニン」が含まれています。
秋の紅葉も美しさがあります。

Date: 2013/07/16(火)

烏柄杓(からすびしゃく)

サトイモ科ハンゲ属。
日当たりの良い畑や野原に生えますが、画像は境内の砂利の間から出てきたものです。
非常に生命力の強い植物です。
地中から花茎を伸ばし、葉や花、茎まですべてが緑色の花です。
根茎の部分は「半夏(はんげ)」と呼ばれ、漢方薬になります。
別名を「半夏(はんげ)」「狐の蝋燭(きつねのろうそく)」「蛇の枕(へびのまくら)」と呼ばれます。
・・・別名もあまり良い花名ではないですね。

花言葉は、心落ち着けて・ガキ大将です。

Date: 2013/07/17(水)

姫桧扇水仙(ひめひおうぎすいせん)
アヤメ科モントブレチア属。
半日陰から日当たり地まで咲く、強健で耐寒性のある花です。
南アフリカ地方原産で、野生でも繁殖し、雑草の中から顔を出すこの花に良く遭遇します。
花色はオレンジ色から赤色まであり、茎の先端に花を穂状に咲かせます。
増殖を繰り返すので、適当に間引きしないと花が咲かなくなります。

花言葉は、良い便り・楽しい思い出・陽気・清楚な人・気品・謙譲の美・芳香です。

Date: 2013/07/18(木)

麒麟菊(きりんぎく)

キク科リアトリス属。
葉が細く、茎がまっすぐに立ち上がり、茎の先端部に花が咲きます。
北アメリカ原産で、大正時代末期に渡来した花で、寒さにも強い植物です。
花姿は穂槍状で、穂先から開花してきます。
紫色、白色とがあり、紫色は鮮明で美しさがあります。
別名を「百合薊(ゆりあざみ)」とも呼ばれます。

花言葉は、燃える思い・向上心・説得力です。

Date: 2013/07/19(金)

半夏生・半化粧(はんげしょう)

ドクダミ科ハンゲショウ属。
「半夏生」とは、太陽の黄経が100度になる日で、夏至から11日目(7月の2日頃)です。この頃に花が開花するのでこの花名になったようです。
花は小さい房状の集団花ですが、葉の上部が白くなる不思議な植物です。
葉が白くなるのは、虫媒花であるために、虫を誘う必要から進化したと考えられています。
夏の盛りには、白い葉の白色の部分は色落ちして、普通の緑色になります・・・不思議ですね。

花言葉は、内気・内に秘めた情熱です。

Date: 2013/07/20(土)

弟切草(おとぎりそう)

オトギリソウ科オトギリソウ属。
日当たりの良い野原、丘陵、山林に自生する植物です。
境内の草地に咲いていました。
葉は対生し、透かしてみると黒点があります。
蕾には縦縞があり、また下の葉が赤くなることが多いようです。
花名が物騒ですが、この草を原料とした秘薬の秘密を漏らした弟を、兄が怒りのあまり切り殺したと言う伝説があります。(オ〜〜〜こわ)。

花言葉は、迷信・秘密・盲信・信心・恨み・敵意・復讐です。

Date: 2013/07/21(日)

桧扇(ひおうぎ)

アヤメ科ヒオウギ属。
葉の並びは、まさに扇を広げた形をしています。
日本、中国、インドに分布する耐寒性のある多年草です。
色はオレンジ色で、花に赤色の斑点がある、六弁の花です。
花が終わると黒色の種が付き、「射干玉「ぬばたま)」「烏羽玉(うばたま)」と呼ばれます。

花言葉は、誠意・個性美です。

Date: 2013/07/22(月)

山百合(やまゆり)
ユリ科ユリ属。
日本特産の大形の百合で、まさに百合の王者です。
寺の参道、山の手にも数多くこの花を見ることが出来ます。
花には赤色の斑点があり、強い芳香があります。
一年に一つずつ花を増やすといわれ、境内には二十年選手も存在します。
花茎が長く花の数が多いものは、花の重みで垂れ下がり、ささえ棒は、必需品になります。
神奈川県では県花に指定されています。

花言葉は、荘厳・威厳・人生の楽しみ・純潔・飾らない愛です。

Date: 2013/07/23(火)

鬼百合(おにゆり)

ユリ科ユリ属。
オレンジ色の花びらの中に、黒色の斑点をちりばめた花です。
花びらは反り返り、花の色や形から赤鬼を連想することから、「鬼百合」の花名に。
葉の根元には黒色の珠芽(しゅが)が出来、撒くと繁殖するようですが・・・私も毎年チャレンジしているんですが、なかなか繁殖しませんね。

花言葉は、愉快・純潔・富と誇りです。

Date: 2013/07/24(水)

唐胡麻(とうごま)

トウダイグサ科トウゴマ属。
熱帯アフリカ原産で、手のひらのような大きい葉です。
夏から秋にかけて幹に沿って、葉の下に隠れるように花が咲き、赤色の花が雌花で上部に咲き、白色の雄花が下部に咲きます。
種子は楕円形でトゲトゲがあり、この種子から「蓖麻子油(ひましあぶら)」が採れ、下剤、印刷インキ、石鹸などの原料として使われます。

花言葉は、いつもそばに・魔よけです。

Date: 2013/07/25(木)

西瓜(すいか)

ウリ科スイカ属。
夏の代名詞の西瓜の花です。
中央アフリカ地方原産、アフリカ南部原産の諸説があり、エジプト地方では4000年前から栽培されていた野菜です。
日本へは江戸時代初期に渡来し、今では夏の定番です。
蔓性の植物で、淡い黄色の花が咲き、雌花の下にご存知西瓜が出来ます。
花が咲いてから約80日で収穫を迎え、赤色の果肉は甘味があります。黄色の実のものもあります。

花言葉は、かさばったものです。

Date: 2013/07/26(金)

柳花笠(やなぎはながさ)

クマツヅラ科バーベナ属。
花茎が長く、「三尺(サンジャク)バーベナ」とも呼ばれます。
南アメリカ原産で、長い茎を出し、赤紫色の小花を集団で茎の先に咲かせます。
茎の断面は四角形で、中は空洞になっています。
花が背が高く、全体像を捉えるのがなかなか難しい植物ですね。

花言葉は、幸運に・福運に・生命力が強いです。

Date: 2013/07/27(土)

凌霄花(のうぜんかずら)
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属。
・・・この花の名前を聞くと、私には「脳天鬘(のうてんかつら)」と聞こえてしまうんですが(苦笑)。
中国原産の花で、日当たりの良いところを好み、橙色の花をたくさん付けます。
赤色の花色もありますが、暑い夏には赤色は一層暑さが増してしまうような感じがしてしまいます。
蔓性の植物なので、絡む木が必要になります。
種が落ちて繁殖し、茎から気根を出すので挿し木でも繁殖します。

花言葉は、栄光・名声・名誉・光栄・華のある人生・豊富な愛情・名誉な女性・愛らしい・女性らしいです。

Date: 2013/07/28(日)

花笠菊(はながさぎく)

キク科オオハンゴンソウ属。
北アメリカ原産の「大反魂草(おおはんごんそう)」のを改良した、八重咲きの園芸品種です。
花色は鮮明な黄色で、咲き進むと花の内側にオレンジ色が少し出ます。
葉は長楕円で三脈が目立ち、表面は光沢が無くざらざらしています。
花茎が長く、雨や風が吹くと倒伏してしまうのが残念な花です。
長野県ではこの花を「盆花」と呼ぶようです。

花言葉は、正義・公平・あなたを見つめるです。

Date: 2013/07/29(月)

万両(まんりょう)

ヤブコウジ科ヤブコウジ属。
冬に赤い実を付け、お正月の縁起物として利用される植物です。
夏の暑い盛りに白色の小さな花がかたまって咲きます。
・・・花は地味で、あまり目立ちませんので・・・画像にセミの抜け殻のおまけ付きで。(苦笑)。
まれに白色の実を見かけることもあります。
境内にも白味の実を付ける木が、一本だけあります。

花言葉は、寿ぎ・陰徳・徳のある人・固い誓い・慶祝です。

Date: 2013/07/30(火)

台湾連翹(たいわんれんぎょう)
クマツヅラ科ハリマツリ属。
ハリマツリ属は、北アメリカ南部から南アメリカにかけて36種が分布しています。
日本へは明治時代中期に渡来した常緑低木です。
枝垂れた枝先に総状花序を出し、小さな淡い紫色の花をたくさん付けます。
花の後に出来る実は、球形の液果で、熟すと黄色くなります。

花言葉は、あなたを見守る・歓迎です。

Date: 2013/07/31(水)