花ごよみ 平成25年 4月 下旬
姫林檎(ひめりんご)
バラ科リンゴ属。
桜の開花から少し遅れ、しっとりした花が咲きます。
花の咲き始めはピンク色で、満開時には白色になります。
小さな林檎が秋に熟しますが、酸味があり食すのにはちょっと無理があります。

花言葉は、誘惑・名声・選ばれた恋・永久の幸せ・後悔です。

Date: 2013/04/16(火)

金瘡小草(きらんそう)
シソ科キランソウ属。
野原などで普通に見かける植物です。
茎が地上を這い、濃い紫色の唇形の花が咲きます。
地面にべったりと張り付くような花姿で、「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」の別名も頷けます。
でも、すごい名前ですね。
また「弘法草(こうぼうそう)」とも呼ばれ、真言宗の開祖弘法大師がこの草に薬効があると教え、煎じた汁は風邪薬や高血圧の薬になります。

花言葉は、追憶の日々・あなたを待っています・日々健康をあなたにです。

Date: 2013/04/17(水)

紫華鬘(むらさきけまん)

ケシ科キケマン属。
平地や山麓の日陰の、やや湿ったところを好む、越年草です。
葉が羽状に細かく裂け、裂片には更に深い切れ込みがあります。
花色は紅紫色で、育つ環境で花色が変化します。
華鬘とは、仏殿の欄間などの装飾具を指します。
近縁種に、この花と同じような形で、花色が黄色の「黄華鬘(きけまん)」がありますが、当地では見かけませんね。

花言葉は、あなたの助けになる・助力・喜びです。

Date: 2013/04/18(木)

芝桜(しばざくら)

ハナシノブ科フロックス属。
日本の風土に非常に馴染んだ花です。実は・・・
北アメリカ東部原産の花なんですね。
地を這うように花が咲き、古くから、石垣や広い斜面を彩る花として親しまれています。
同色の花が広く咲くと、カーペットを敷いたように見えます。
花色はピンク色、紅色、白色、青色等があります。

花言葉は、臆病な心・合意・一致・忍耐・燃える恋・華やかな姿・一筋です。

Date: 2013/04/19(金)

熊谷草(くまがいそう)

ラン科アツモリソウ属。
西日の当たらない、半日陰地を好む植物です。
山野草の乱獲で、絶滅危惧種に指定されています。
当寺には幸いに群生地が存在し、大切に管理しています。
日本の野生蘭の中で花が一番大きいといわれています。
葉は二枚で花を包むように開き、花は一茎に一花咲きます。花色も淡く、浅い緑色の葉と、非常にマッチしています。
源氏の武将「熊谷直実(くまがいなおざね)」の背負った母衣(ほろ)に因んだ花名の由来です。

花言葉は、みかけ倒し・気まぐれな美人です。

Date: 2013/04/20(土)

満天星躑躅(どうだんつつじ)

ツツジ科ドウダンツツジ属。
落葉低木で、秋には真っ赤に紅葉する植物です。
古くは「灯台躑躅(とうだいつつじ)」と呼ばれ、枝分かれした様子を、三本の棒を結んで油皿を乗せた、結び灯台に見立てた花名です。
壷形の小さな花が下向きに咲き、可愛らしさのある花です。

花言葉は、節制・上品・私の思いを受けて・返礼です。

Date: 2013/04/21(日)

ブルーベリー
ツツジ科スノキ属。
昨日の「満天星躑躅(どうだんつつじ)」に似た、白色の釣鐘状の小さな花が咲きます。
北アメリカ原産の花木で、戦後1951年に渡来しました。
夏に黒く熟した実が生り、わが家では子供達が実の争奪戦を繰り広げます。
ジャムやゼリー、お菓子の材料に使われ、目の疲れに良い「アントシアニン」が含まれています。
多少甘酸っぱさがありますが、結構おいしいですよね。
実は・・・私も争奪戦に参加しています。(苦笑)。

花言葉は、実りのある人生・思いやり・知性・信頼です。

Date: 2013/04/22(月)

浅黄水仙(あさぎずいせん)

アヤメ科フリージア属。
フリージアの花名で親しまれている植物です。
玄関前の花壇に、色とりどりの花が咲いています。
地中海沿岸地方の原産で、花にはとても良い香りがあります。花色も豊富で、ピンク色、白色、赤色、黄色、紫色等があります。

花言葉は、純潔・純白・無邪気・清香・慈愛・親愛の情・期待・憧れです。

Date: 2013/04/23(火)

西洋十二単(せいようじゅうにひとえ)

シソ科キランソウ属。
道そばや明るい林内に生える、「十二単(じゅうにひとえ)」の園芸品種で、小さな青紫色の花が階層になって咲きます。
花が幾重にも重なって咲く様子を、平安時代の宮中の女官の正装の「十二単」に見立てた花名です。
一般的に十二単というと、この園芸品種を指すようです。

ちなみに十二単の花言葉は、恋に酔うです。

Date: 2013/04/24(水)

烏野豌豆(からすのえんどう)

マメ科ソラマメ属。
道端や田畑の土手に繁茂する、ひげ蔓状の植物です。
花ははっきりした赤紫色の可愛らしい花ですが、結構、草刈機に絡む厄介な野草です。
若芽はテンプラにするとおいしいようですが・・・。
茎から上部を乾燥させて、お茶に利用されます。

花言葉は、絆・小さな恋人達・永遠の悲しみ・未来の喜びです。

Date: 2013/04/25(木)

君子蘭(くんしらん)

ヒガンバナ科クンシラン属。
「ラン科」の植物ではなく、ヒガンバナ科に属します。
南アフリカの、雨の少ない樹林地帯に生育しています。
濃い緑色の葉は長く固く、孔雀が羽根を広げたような姿です。茎の先に橙色の綺麗な花が、たくさん咲きます。
高貴な花姿から「君子蘭」の花名が付きました。

花言葉は、貴い・情け深い・誠実・幸せを呼ぶ・望みを得るです。

Date: 2013/04/26(金)

著峩・射干(しゃが)
アヤメ科アヤメ(アイリス)属。
日本の風土に馴染んでいる、中国原産の花です。
私の好きな花の一つで、幾何学的な花姿がとっても好きです。
竹薮の縁などに群生し、日陰地を好みます。
葉は年中枯れず青々としており、花は朝開いて夕刻には萎みます。
花にはほのかな芳香があります。
地下茎を伸ばして繁殖し、耐寒性もあり、放任でも丈夫な花が毎年咲いてくれます。

花言葉は、反抗・抵抗・決心・私を認めて・友人が多いです。

Date: 2013/04/27(土)

地縛り(じしばり)

キク科ニガナ属。
「蒲公英(たんぽぽ)」に似た、黄色の花が咲きます。
霊園の芝生地にはびこり、茎の部分は地面の下を一面に伸びて長く這うことから、ちょっと天敵の雑草ですね。
太陽が出ると花が開き、日当たりの良い場所に進出してきます。「岩苦菜(いわにがな)」という、別名をもちます。

花言葉は、束縛です。

Date: 2013/04/28(日)

紫花菜(むらさきはなな)

アブラナ科オオアラセイトウ(またはショカッサイ)属。
群落を作ると、非常に目立つ花です。
中国原産で江戸時代に、東アジアから渡来した植物です。
「花大根(はなだいこん)」と呼ばれますが、野菜ではありません。
紫色の四弁の花が、十字架植物であることを示しています。
こぼれ種で繁殖し、種を取り出した時は、秋早めの時期に撒くと良いようです。
日当りと排水の良い土地を好むようです。

花言葉は、知恵の泉・優秀・仁愛・熱狂です。

Date: 2013/04/29(月)

空豆(そらまめ)
マメ科ソラマメ属。
地中海沿岸原産の植物で、白色と黒色と赤紫色の三色の花を茎に咲かせます。
白色の部分に、黒色・・・目玉に見えなくでもないですね。
実は莢が大きく、中の部分はフワフワな綿状のものが実を守っています。
・・・夏の暑い盛りに食すことが出来、まさにビールのお供にもってこいのおつまみです。

花言葉は、憧れ・永遠の楽しみです。

Date: 2013/04/30(火)