花ごよみ 平成25年 2月 上旬
苧環(おだまき)
キンポウゲ科オダマキ属。
非常に上品な花だと思います。
野生種の「深山苧環(みやまおだまき)」を品種改良したもので、一般的に出回っているのは「西洋苧環」のようです。
耐寒性も強く、西日の当たらない、夏涼しく水はけの良い場所に植え込むのが最適のようです。
高温多湿に弱いので、夏越しにはご注意を。

花言葉は、必ず手に入れる・愚か・断固として勝つです。

Date: 2013/02/01(金)

雛罌粟(ひなげし)

ケシ科ケシ属。
「ポピー」の名前で親しまれている、江戸時代に渡来した、ヨーロッパ原産の花です。
花弁は非常に薄く、しわがああり、蕾は最初は下向きで、面に毛が生えていて、咲く時には花弁を持ち上げ、二つに割れて花が開花します。
その風情がなんとも不思議な花です。
雛の文字の花名の通り、花は小さい一年草です。

花言葉は、忍耐・慰めです。

Date: 2013/02/02(土)

紫羅欄花・荒世伊登宇(あらせいとう)

アブラナ科アラセイトウ属。
「ストック」と呼ばれ、南房総に春を告げる花の一つです。
切花として出荷され、花の香りは特に良さがあります。
地中海地方原産で、ギリシャ時代から栽培され、古代ギリシャやローマ時代では薬草として利用されていたようです。
花色は、白色、ピンク色、赤色、青色、黄色等があり、八重咲きの花がたくさん咲きます。

花言葉は、愛の絆・真面目・永遠の美しさ・豊かな愛・愛の結合・単純・素朴・求愛・逆境に堅実です。

Date: 2013/02/03(日)

筏葛(いかだかずら)

オシロイバナ科イカダカズラ属。
今日は立春、境内の梅はまだ開花せず。
・・・春遠からじ、というところですかね。
「ブーゲンビリア」の名前で親しまれている、南アメリカ地方原産の、熱帯花木の代表です。
南の島々の、青い空と蒼い海に、この花は似合いそうですね。
花姿の色気は、赤色、紫色、オレンジ色等があり、全体が花に見えますが、本来の花は苞の中にある長いラッパ状の小さなものになります。

花言葉は、情熱的に・魅力溢れる・薄情・あなたは魅力に満ちているです。

Date: 2013/02/04(月)

金魚草(きんぎょそう)

ゴマノハグサ科キンギョソウ属。
地中海沿岸原産の花で、江戸時代後期に渡来し、温暖に当地ではたくさん温室栽培されています。
花には強い芳香があり、花色も赤色、ピンク色、黄色等があり温かみのある花色が多いようです。
花は金魚のおちょぼ口に、また波打つような花びらが金魚の尾びれに似ることからの花名です。
種子からは良質の油がとれます。

花言葉は、清純な心・図々しい・図太い・騒々しい・でしゃばり・予知・推測ではやはりNOです。

Date: 2013/02/05(火)

瑠璃唐草(るりからくさ)
ハゼリソウ科ネモフィラ属。
「ネモフィラ」の花名で市場に出回っています。
ネモフィラとは・・・ギリシャ語で「森を愛する」という意味があり、春の花壇の縁取りに、可愛らしい姿を見せてくれます。
北アメリカ西部原産で、草丈が低く、青色、白色、紫色などの花が咲きます。

花言葉は、どこでも成功・可憐・愛国心・清々しい心・荘厳・私はあなたを許すです。

Date: 2013/02/06(水)

花浜匙(はなはまさじ)

イソマツ科リモニウム属。
「スターチス」の花名で馴染みの深い花です。
温室の中の暖かさで、この花が今真っ盛り。
和名の通り、特異な花で地中海沿岸原産の花です。
花色は白色、黄色、ピンク色、紫色等があり、花の中に花があるように見え、カサカサとした肌触りがあります。
ドライフラワーとしてよく使われます。

花言葉は、変わらぬ心・永遠に変わらない・いたずら心・驚きです。

Date: 2013/02/07(木)

匂い菫(においすみれ)

スミレ科スミレ属。
葉がハート形をしている耐寒性の強い多年草です。
西アジアからヨーロッパ、北アフリカの広い範囲に分布し、ナポレオンが愛した花としても知られています。
左右相称の五弁の花で、明るい藍色が基本で、薄紫色、白色、淡いピンク色などがあり、八重咲きもあります。
バラ、ラベンダーと並び、香水の原料花として、古くから栽培されています。
また、種子や根茎には神経毒のビオリン等があり、嘔吐や神経マヒを発症し、ヨーロッパでは消炎剤として利用されています。

花言葉は、無邪気な愛・誠実な愛・信頼・謙虚・秘密の愛・高尚です。

Date: 2013/02/08(金)

薮椿(やぶつばき)

ツバキ科ツバキ属。
境内の花木も、チラホラ開花してきました。
日本特産の椿で、一般的に「椿」というと、この「薮椿」を指すようです。
一重や八重があり、園芸品種も多数、作出されています。
春の代表的な花木で、この花が開花するとまもなく春かな〜〜〜と感じます。

花言葉は、気取らない優美さ・贅沢・おしゃれ・至上の愛らしさ・謙遜の美徳・高潔な理性です。

Date: 2013/02/09(土)

満作(まんさく)
マンサク科マンサク属。
「満作」とは、「まず咲く」の意味で、春が近づくと前年の枯れ葉の中に黄色の花をいち早く咲かせます。
細長いひも状の縮れた花で、黄色が鮮やかです。
赤色の品種もあるようです。
四枚の細い花びらが華奢で、茶色の萼片がコントラストを作り出しています。

花言葉は、霊感・ひらめき・直感・神秘です。

Date: 2013/02/10(日)

蕗の薹(ふきのとう)

キク科フキ属。
地下からの春の訪れを告げる、「蕗の薹」がやっと出てきました。
寒さのせいか、今年は例年よりやや遅い顔見世です。
春を代表する山菜の代表で、早速「テンプラ」にして食しましょう。
苦みの中にも、春の味わいが・・・。
花が咲いてから、地下茎を通じてつながっている葉が、大きく広がると「蕗(ふき)」として食用になります。
寒さの中にも、春の足音は確実に近づいているようです。

花言葉は、待望・愛敬・真実は一つ・仲間です。

Date: 2013/02/11(月)

立壷菫(たちつぼすみれ)

スミレ科スミレ属。
寒い中にも、野にも春を告げる花がちらほら咲いてきています。
山から里まであらゆるところに繁殖し、花色は変化が多いようで、境内のこの花色は、濃い紫色です。
(画像では、花色が出しにくいのが難点です)。
茎を伸ばし斜め横に株を張り、葉はハート形をしています。

花言葉は、小さな幸せです。
・・・まさに小さな幸せを届けてくれる、春の花ですね。

Date: 2013/02/12(火)

雪起こし(ゆきおこし)

キンポウゲ科ヘレボラス属。
和名を聞いてもピンときませんが・・・「クリスマス・ローズ」と聞けばあの花かと判るはず。
最近富に人気のある花です。
クリスマスに咲く品種もありますが、多くは節分の後から三月にかけて咲く品種が多いようです。
ヨーロッパ原産で、花はやや大きめのものが下向きに咲きます。
花色は豊富にあり、全体的に渋めの花色です。

花言葉は、追憶・中傷・私を忘れないで・慰め・スキャンダル・私の不安を取り除いて下さいです。

Date: 2013/02/13(水)

青木(あおき)

ミズキ科アオキ属。
一年中葉も枝も青く、雌雄異株の花木です。
結構繁殖率も良く、山に入ると多く目にすることが出来ます。
三月から五月にかけ、小さな集団花を咲かせますが、花に先駆け、年の暮れから花の開花まで、光沢のある緑色や赤色の実を鑑賞することが出来ます。
色鮮やかで、おいしそうですが・・・食せないようです。

Date: 2013/02/14(木)

仏の座(ほとけのざ)
シソ科オドリコソウ属。
春の便り、この花がかたまって咲くと一面が紫色の絨毯に見えます。
稲作の伝来とともに、大陸から渡来した帰化植物です。
半円形の葉が、茎を取り囲んでつく様子を、蓮華座に見立てた花名です。
花は唇状で、花の上側にオレンジ色の雄蕊があり、蜜を吸いに来た蜂などの背中に花粉がつく仕掛けになっています。
葉が段々状になることから、「三階草(さんがいぐさ)」の別名もあります。

花言葉は、調和・輝く心です。

Date: 2013/02/15(金)