<危惧なる器具> 危険器具スクープ!!
施設内引き戸の危険性
これは「実際に職員がケガをした」ケースです。
医療・介護の施設内で「いつでも、だれにでも、起こりうる話」なのでよく見て下さい。
ある日突然、大きな金属板が頭に落下してきたら?!
あなたは、どうしますか???
そのような事故が最近、施設内で起こってしまいました。
最近の施設は、スペースを有効に活用したり、デザインの関係で、どこにでも
「引き戸」が使われているのは、皆さんよくご存知でしょう。
でも、この「引き戸」の上にある金属板(223と書かれている辺り)が簡単に外れるって
知っていますか??この画像だと内側(奥側)の金属板(↑)が外れるようにできているんです。
磁石で軽くくっついてているだけなので、軽く外側に押すだけで直ぐ外れてしまうんです。
扉をちょっと強めに開け閉めしたり、扉にぶつかっただけでも外れることもあるのです。
この部分が外れると、あとは上で軽く引っ掛けてあるだけなので、何かのショックで
「ガッターン!!」
と落っこちることは容易に想像がつきます。
それでは実際の事故現場をご覧いただきましょう・・・
↑ここが実際に事故が起こった現場です。
厨房の出入り口でもあり、配膳車が頻繁に出入りする環境でもありますが、
ある日突然、厨房職員の頭に落ちてきてケガを負ってしまいました。
その職員は、未だに治療で休んでいます。これだけの大きさの金属板が
頭を直撃するとどうなるか、想像しても恐ろしくなります。
このタイプの引き戸は利用者の居室にも使われているので、車椅子の方が
「ガタガタ」と開けようとした瞬間、頭に直撃!することも十分に考えられます。
よく、学校で「黒板消し」を引き戸に挟んでイタズラをした時代もありましたが、
これは洒落にもなりません。ヘタすると命に関わります!!
もう少し、構造を詳しく解説しましょう。
@の縁(へり)に軽く引っ掛けて、Aの磁石でくっ付ける⇒終わり。
なんか「三菱自動車」の欠陥騒ぎじゃないような気もしてきました。
こんなお粗末に固定されたものが、始終ガタガタさせる所の頭上にあるんですから。
磁石は軽く左右2箇所で止めてあるだけですし(これってうちの施設だけ??まさかね)。
結果的に当施設では、
「全てビス止め」という処置をとることになりましたが、
これをご覧になられた施設でも、引き戸の上は
直ぐにでもチェックされることをお勧めします。
金属板が歪んで浮いていることもあるようです。
地震があった場合も要注意です!
(介護型リハビリシステム研究所)
介護型 〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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