その他の環境整備【341】
支柱付短下肢装具
〜介護現場での応急調整・その2〜
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「足の底にキズができるので最近装具を使っていない」という報告を受けました。
現場担当のセラピストからは特に何の相談もなくそれまで見過ごしていたため、
早速状態を確認することになりました。
前回は継ぎ手の角度調整をして当たりを調整しましたが、この他にも装具の
仕上がりにも問題がありそうだったので、早急かつ安価に対策を行いました。
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↑不覚にも・・・さすがにちょっと驚いてしまった「スケルトン装具」。
だれにも突っ込まれず、ここまできたのも摩訶不思議・・・・
装具屋さんの最終チェックや、引き渡し時の病院スタッフのチェックなどを、
すり抜けてきたレアケースなのか、それともこれが今の流行りなのでしょうか??
レアものに遭遇すると
(´^∀^ ∩)
ちょっとだけわくわくします♪
早速、スタッフにお願いして・・・
↑100円ショップで靴の中敷を買ってきてもらいました。
男性用、2枚で1セットのものです。
↑手拭き用の比較的柔らかい白い紙を使ってトレースします。
↑ハサミで切って確認します。このサイズで問題ないことを確認したら・・・
↑中敷きに直接線を描き込みます。
↑こんな感じです。
線が気になったら後からアルコールで拭けば消えます。
↑ゴム・プラスチック用のボンドを塗ります。(木工用は×)
↑ある程度乾いてからしっかりと貼り付けます。
↑重りを乗せて、このまま24時間ほど養生させました。。。
この後は問題なく毎日普通に安全に使えるようになったそうです♪
介護現場で起こる事象の要因は1つとは限りません。
見過ごされてきたことが複合的に重なって起こっていることもあります。
様々な角度から専門家と共に検討して対策を行うことが大切です。
介護型 〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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