その他の環境整備【340】
支柱付短下肢装具
〜介護現場での応急調整〜
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看護部門から担当者会議の時に
「足の底にキズができるので最近装具は使っていない」という報告を受けました。
現場担当のセラピストからは特に何の相談もなくそれまで見過ごしていたため、
早速状態を確認することになりました。
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↑しばらく装具を使っていないとのことで、既に治ってきています。
ここに装具があたるのが原因と思われます。
傷が治ったとしても、原因である装具を装着すれば再発の可能性大です。
早速、装具のチェックを行います。
↑装具はやや背屈位に調整してあります。
採型時はこの位で合っていたかも知れませんが、
現在、この方の足関節背屈可動域は約0度のため、
このまま装着すると踵が浮いてつま先側に負担がかかってしまいます。
↑要因のひとつがわかったので、取り除くための作業を行います。
ダブルクレンザックであったのでネジで調整を行います。
左右バランス良く行わないと歪んで異音の原因になることがあります。
↑とりあえず、この位の角度に調整しました。
この後は負担なく楽に装着できるようになりました♪
実は、この装具・・・これで終わりでなく
別な問題が残されていたのです。。
 ̄∇ ̄;)
↑これをご覧ください!!!
装具屋さんがこれで完成、と持ってきたのかも知れませんが、
内側の処理をしていない装具は(おそらく)初めて見ました。
おかげで、鐙(あぶみ)の金具がよく見えます。
鐙を固定している金具もむき出し状態のままです。
剥がれたのかな???と隅々まで調べましたが、その形跡が全くないのです。
もしかして・・・( ̄□ ̄;)スケルトン装具????
とりあえず、ダイレクトにプラスチックが皮膚に当たり続けるのもどうかと思うので
何かしらクッション材を取り付ける必要があると考えました。
そこで次回は、「後日クッションを貼りました」という特集をしたいと思います。
介護現場は何かと大変なんです・・・
介護型 〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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