その他の環境整備【336】
歩行車ブレーキ調整
〜不調を感じたら早めの点検調整を〜
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軽量で使いやすい歩行車として通所に導入している「ヘルシーワン」。
腰かけ用座面は装備されていませんが、折り畳むとかなりコンパクトになりますので
乗り物に乗せたりして持ち出すには便利な商品と思います。
この歩行車がブレーキを引きずる不具合があるとのことで相談を受けました。
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↑これがヘルシーワン。
自治体によってはリース対象外となっているようです。
(新型はハンドル間に化粧ベルトをつけることでリース条件をクリアしている模様です)
↑確認すると右側後輪キャスターがロックを解除してもブレーキがかかったままで
引きずって移動している状態でした。
↑こちらは問題ない左側です。
黒いブレーキゴムとその外側の白い車輪の間に隙間があります。
(やや隙間が開きすぎでかかりが不十分でしたので後ほど調整しました。)
↑問題の右側です。
ブレーキがガッチリと挟み込んでいます。これでは回転できません。
↑早速、プレーキ調整用のネジを探しましたが・・・。
↑「ぱっと見」では、何処にも見当たりませんでした。
↑何と、こんなところにありました(以前も似た特集をした気がします・・・)。
↑上から見るとこの位置にあります。・・・ですが、この状態での調整は困難です。
↑横にして下から覗きこまないと、「ゆるむ」「しまる」表示を見ることができないんです。
↑現時点で、ブレーキをゆるめる必要があるため「ゆるむ」の方に回します。
何度か確認しながら丁度良いところを探ります。
↑微妙な隙間を開ける位が丁度よさそうだったので、この位置にしました。
↑最後に潤滑剤をさしておきました。
<駐車ロックの構造>
ついでに、このタイプのロック機構について説明します。
↑駐車ロックが外れた状態(Aの金具がBの凹部分から離れています)。
↑これが駐車ロックした状態です。AがBにガッチリと挟まれています。
ブレーキの不調を感じたら早急に業者に連絡しましょう。
リース用品の調整・修理にかかる費用は「無料」のはずです。
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