その他の環境整備【329】
ゆるゆる杖A
〜転倒リスク大の劣化ストラップ〜
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改定に伴う、通所・訪問リハの「リハビリテーション計画書」対策で更新が遅れました。
今年度の「全国介護老人保健施設大会(埼玉)」で発表したいと考えています。
さて、先日報告したばかりの「T字杖ストラップのゴム緩み&ズリ落ち問題」ですが、
立て続けに通所現場で同様のケースに遭遇しました。
「よくある話である」ということをより印象付ける目的で再度特集致します。
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↑普段から臨床現場に関わっているプロで、気づきの力があれば
おそらく見逃すことがない(?)と思われるストラップのずり落ち。
↑この位、完全に下までズリ落ちるんです。緩んだ靴下と同じです。
かなりぶらぶら状態になるため、これを使用している方は紐で結んだようです。
↑紐を外すとこの通り、完全にのびきったゴム部分が姿を現しました。
↑今回も輪ゴムを用意・・・輪ゴムなら「何処でも直ぐに」用意できます。
↑固定紐の根元にクルクルパチンと取り付けます。作業時間、数秒。。。
↑下から差し込んで上(本来の位置)まで戻します。
この後、杖先ゴムを取り付けて作業は終了です。
↑輪ゴム1本で固定完了です。
ただし、あくまで「応急処置」と割り切りましょう。
応急であったとしても、「何もせずに放置するよりは、遥かに安全」と思います。
↑すぐに使っていただきました。安心して歩きやすくなったそうです。
【注意】
輪ゴムは劣化し易いので、ご注意ください。
介護型 〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所