その他の環境整備【328】
歩行車ブレーキ故障A
〜原因解明し復活なるか?〜
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通所リハビリ用として毎日便利に使っていた歩行車。
ブレーキが完全に壊れて使うことができません。
部品取り寄せには手間も時間も費用もかかりそうです。
そこで翌日、再度「分解調査にチャレンジ」することにしました。
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↑この「ブレーキ故障」の張り紙を剥がせるかどうか・・・。
↑今回は、両方ともバラします。
やはり、問題ない側と比較しないとよくわからないからです。
整備は、面倒でも「急がば回れ」が結局近道であることがよくあります。
↑ブレーキレバー部分の比較・・・。
↑その中で組になっている部品。。全く同じです。問題なさそうです・・・。
↑・・・ということはブレーキそのものに原因が??
↑調べましたが、ネジの緩みはあっても直接の問題は見つかりません。。。
手詰まり状態となり、部品を戻そうとしている時、「ある事」に気がつきました。
↑問題ない側の、ここのプラスチック部品はここまで出ていないのです。
↑これが正常な部品。
↑これが問題の部品。
プラスチックの頭部分が完全に割れ(欠け)てしまっています。
ここを固定する部品が無くなり、ワイヤー端の押さえが効かなくなって、
ユルユルの使用不可状態になっていたのでした。
でも、何というか・・・割れて当たり前のような貧弱部品です。
せめて金属にしてもらいたいと思うのですが。
原因がやっと判明しました。
謎が解けたところで、この小さな弱い部品を如何に復活させるか・・・・
そこが大問題です。。
結構な力が加わる場所なので、中途半端だとすぐに壊れるでしょうし、
手作りで何とかなるものでもなさそうです。
できれば、このホームページをご覧になる何処の方でも簡単に手に入り、
応急的にでも復活可能な方法(手段)を考えだせると良いのですが・・・。
(+_+)ゞ
そのような、都合のよいものが果たしてあるのでしょうか???
色々とあれこれ考えて、最終的に用意したのが・・・・
↑これです。
本当はステンレスの針金が良かったんですが職場には見当たらず。。
これでもし復活できればかなりすごいと考えました。
↑クリップの金属は比較的柔らかくて加工し易いのが特長です。
↑ワイヤー根元にクルクルと巻いて・・・・
↑プラスチック本体にも巻き付けます。
ズレが出ず、固定できたことを確認したら・・・・
↑元の場所にぐい〜っと押し込みます。これで何とかなるはず・・・。
↑ブレーキ側のワイヤーは外しておかないと作業はできません。
↑ブレーキを固定する際に、ネジが入らず手間取ると思います。
六角レンチで仮押さえすると、簡単にネジを入れることができます。
↑ブレーキを調整して修理完了。
クリップ1個でスムーズ操作が見事復活しました!!
問題は、どの位もつか・・・・ですが・・・・。。
(少なくとも、この1か月弱は問題なく使えています。)
↑とりあえず、使用可能状態となったので、現場復帰することになりました。
●基本的に新品部品を取り寄せての交換が無難ですが、
メーカーに問合せた所、ブレーキセット交換となるそうです。
↑ちなみに今回の修理見積もり価格は約5000円になっていました。
(スタッフが修理困難と考えて見積もってもらったものです。)
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リハビリシステム研究所