その他の環境整備【324】
金魚運動器
〜整備で継続使用可能に〜
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ずいぶん前に流行っていた金魚運動治療器・・・
なぜ「金魚」なのか、使ってみるとよくわかります。
体幹の緊張をほぐす目的で寝ながらゆらゆらと下肢と腰を揺らすためのものです。
今でも各社が販売しているようなので、いつでも誰でも購入可能です。
その器機の動きが鈍くなったとのことで処分の危機を迎えました。「器機の危機」
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↑以前は勢いよく「ウィン、ウィン♪」と左右に動いていたのですが、
「ウィ・・・・ン、、、、ウィ・・・・ン、、、、ウ・・・・」と、殆ど動かなくなりました。
それでも無理やり使おうとしているので、
「モーターとかに負担がかかって危ないからみてみるよ。」と、請け負いました。
その怪しい動きから、おおよその察しがついていましたので。。
↑まずはスイング部分の取り外しです。
↑次に底の周囲のネジを取り外します。
↑外れました。想像通り、モーターメインの単純な構造です。
↑スイング機構です。
モーター回転部のピンが、オレンジ色矢印の上下運動に伝えて、
黄色矢印の左右運動に変わるシンプルな仕組みになっています。
ここでチェックすべきは、スライドレール部分の潤滑性です。
やはり、グリース切れになっていました。
↑主な可動部分に万能グリースを塗り込みます。
↑何度かモーターを動かしたり止めたりしながら塗り込みます。
結果、見違えるような新品時の動きに戻りました。
これだけでモーターの負荷が減り、粗大ごみが1つ減ることになりました。
【注意】
モーターで怪我をしたり感電する危険があります。
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リハビリシステム研究所