その他の環境整備【317】


     福祉用具の管理

       〜歩行車のブレーキ故障〜


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専門家は身体評価を行う際に、杖・靴・装具・歩行車・車いすなど普段使っている物に
対しても気を配りチェックやアドバイスを行います。
仮にチェックを怠ると、それが原因となって事故を起こす可能性があるからです。
身体評価だけでなく環境評価も大切なチェックポイントになります。

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↑ 普段使用している歩行車。リース品です。





↑比較的、人気の高いタイプがコレです。
前方キャスターは片側2輪で溝に落ちる心配は少ないタイプです。
お洒落な収納袋がついていて、安定感があるので使いやすいようです。





↑評価時に左側キャスターのブレーキが効かないことが判明。





↑ブレーキ調整部分で調整を試みましたが、いくらやっても全然改善しません。


調べているうちに「あること」に気がつきました。


          ( ̄□ ̄;)まさか!! 


        ・・・その「まさか」の「あること」とは・・・???





↑こちらは正常に効く側になります。





↑そして、こちらが効かない側。
ゴムでできたギザギザが抜け落ちてしまっています。
ブレーキパットの役割をする部品が無いのですから効くわけがありません。

よくよく話を伺うと「借りてから、何年も(一度も)業者はチェックに来ていない」との
ことでした。 ⇒ この後、直ぐにケアマネに連絡を取りました。


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福祉用具についても、定期的な「サービス計画書」と「貸与のモニタリング」は
必要なはずですが、定期的なお金の引き落としだけ行う業者も多いように感じます。
疑問・不満を感じる方は、ケアマネや自治体に相談してみましょう。


     
●厚生労働省「福祉用具サービス計画作成ガイドライン」
      http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000043462.html



   サービス体制がきちんと機能しているかどうか
   環境チェックして指導するのも専門家なのです





                                (介護型リハビリシステム研究所)



〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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