その他の環境整備【300】


     スイッチの工夫

     〜高所のスイッチを低くしたい〜


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「その他の環境整備」、おかげさまで300回目の特集になりました!


 車いす生活の方にとって、高い位置にあるスイッチを押すという動作は
 非常に大変で困難な作業です。

 特に毎日の動作となれば何かしらの工夫・提案が必要になります。
 今回は訪問先での工夫を一部紹介したいと思います。

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↑ごく普通の家庭にある一般的な換気扇です。

昔ながらの製品であるこの手の換気扇はかなり高い位置にスイッチがあります。
以前から思っていましたが小柄な方でも使いづらい不便な配置なのです。


このスイッチ操作が、車いす一人暮らしの家事で大変困っていると相談を受けました。

今までは「孫の手」の丸いゴム部分を使ってバンバンと下から叩いて、
スイッチを無理やり入れていたそうです。
これだと意図する風の強さに入るまで何度もやり直さなくてはならずに
毎回、腕もかなり疲れて苦労しているとのこと。
スイッチを切る際はポンと叩くだけで問題はないとのことです。


スイッチを下に新たに配置することを考えましたが、なるべく現状で使いたいそうです。

何度か伺ってあれこれ考えているうちに。。。

           
「シンプルな作戦」 を考えつきました。

              
d(*⌒▽⌒*)b 

●今回・・・用意していただいたのは、以下の丈夫な紐。これだけです。




↑この紐のみを使って何とかしようと考えたわけです。





↑まずはスイッチパネルを取り外します。
取り外し方が良く分からず、少々手間取りましたが何とか外せました。

このプラスチックのパネルを利用する作戦なのです。






↑プラスチックと金属部分に挟み込むように紐を固定します。
固定といっても、適当な位置に合わせて切って団子結びしただけです。





↑後はスイッチ類を元の場所に戻して、このように前に垂らしました。
これだけで任意のスイッチを簡単にONできると考えたわけです。

ただ、紐だけでは力を入れてスイッチを作動させることはできなかったので
もう一工夫する必要がありました。





↑その後、金具部分がスイッチの上に当たるように更に工夫しました。
これだけで簡単・確実にスイッチ動作が行えるようになりました。





↑「楽に換気扇を回せるようになって助かった〜」と、喜ばれている様子。

コンロは左側のみを使います(奥側の右コンロを使用することはありません)。



   0円スイッチ完成♪  (●^o^●)  
                         


                                (介護型リハビリシステム研究所)



〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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