動作しない背もたれ 

 〜 リクライニング機構の故障ケース その2 〜


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比較的新しいリクライニング車いすなのですが、
最近、リクライニングの角度調整をしていて途中制止できないことがありました。
原因はボルトの緩みにより、ギザギザの引っかけ部分がズレたためでした。

今回も同じ車いすで、「全く動作しない」という事態に陥りました。
この車いす・・・構造そのものに何か問題(欠陥?)がありそうな気がしています。

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↑運ばれてきたのは前回と同じ、新しめのリクライニング車いす。
(・・・このタイプ・・・近く再購入する予定があるので非常に不安です。)





↑今度は片側のレバーが動かず、リクライニングが全くできなくなっていました。





↑動く方のリクライニング機構部分・・・どこかが変です。分かりますか??





↑ここのプラスチック部分がズレ上がっているのです!!

おそらく、これが原因でレバーが効かなくなっているのでしょう。
戻すにも戻せないという全くの故障状態でした・・・。


通常でしたら、ここで諦めるのですが・・・・。

            
 ̄∇ ̄;) 


まだまだ部品車にする訳にはいかないので何とかしたいと思います。

          
((; ・`д・´))   
     
一応、研究所ですので!(汗)





↑とりあえず、リクライニング機構の部品を取り外します。





↑上下のボルト・ナットを外すとこのように外すことができます。





↑すると、こんな場所にネジ発見!!!





↑長年の整備経験からここが一番怪しい、、と感じました。





↑外してみます。





↑部品が2つに分かれました。

  
 ・・・と、ここで原因部分をついに発見!!!

   
     ( ̄□ ̄;)!!  





↑ガリガリとボルトの頭で削られてしまっています。
ここまで深い溝ができていると、同じ場所にネジ込んでも再度同じ症状になるでしょう。。

       かなり厳しい状態です。

              
(;´д⊂)
ストレスのかかる箇所が、なぜ弱いプラスチック製なのでしょう??
   まるで時限故障装置が組み込まれているようなものです。
     ・・・というか、リコールにならないんでしょうか???


業者に頼むと迷わず部品交換、ウン千円〜(万円?)のコースになると思います。。。


         でも!諦めません!!!

             
((; ・`д・´;))   
     
一応、研究所ですので!!(大汗)





           
次回へ!!




                                  




        (介護型リハビリシステム研究所)