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足装具簡単整備法・パート2

ちょっと専門的な領域かも知れませんが、知っていて損はない特集、パート2!

プラスチック下肢装具は軽くて装着も楽なので、脳卒中の方を中心によく処方されます。
使用期間が長くなると、装具の固定にはマジックベルトを使用しているので、
そのベルト部分が切れたり、ぼろぼろになってきます。

ぼろぼろのベルトを利用者が持ってくると、殆どの専門家は装具屋さんに修理依頼と
いう流れになります。お金に余裕もあって、スペアの装具があればそれも良いのですが
簡単な修理でしたら、自分たちでも行うことは可能です。
利用者さんに余計な負担をかけずに感謝されること間違いなしですよ!!


今回は簡単なベルトの補修をご紹介します。



↑今回、マジックベルトが根元から切れた装具の修理を依頼されました。
つま先ベルトの為、靴に入るように薄くできているので痛みが早いようです。


↑マイナス・ドライバーで装具の底をめくります。切れ端が入っていますね。
その切れ端は要らないので、取り除いておきます。ケガをしないように・・・


↑切れたマジックベルト端の、「マジック部分」をカッターでキレイに削り取ります。
※靴の裏にきちんと接着できるように部分加工するわけです。


↑元の場所にボンドでくっつけます。ボンドは「ゴム・皮・一般用」を使用します。
両面にきちんと塗って、べたつかない程度に乾いてから、しっかり圧力をかけましょう。
【注意:くれぐれも「木工用」とか「事務用のり」はやめて下さい。すぐに外れます。】


↑はい!一丁上がりっ!!きれいに仕上がりました。簡単でしょ?

●装具屋さんと仲良くなって新品ベルトを予め入手しておくと尚更ベストです。

                                (介護型リハビリシステム研究所)