その他の環境整備【285】
不思議歩行車
〜使用者を選ぶ歩行車〜
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最近寄贈していただいた歩行車があります。
まだ新しく頑丈な構造なので施設としては大変有難いです。
チェック段階で特赦な構造を見つけたためレポートしたいと思います。
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↑これがその歩行車です。
横ハンドルなため、左右への安定性が高く、上体を支えやすくなっています。
そして、お約束の疲れた時に腰掛けることもできる座面がついています。
欧米仕様ということで、座面は広くしっかりしています。
↑でも、この構造タイプは座面を上げると横支柱が残るんだなぁー・・・
と、思いつつ座面を持ち上げてみると!!!
( ̄□ ̄;)!!
↑次第に、フレームが変形していくではありませんか!!
そして・・・
(●_●;)
↑「折り畳み状態」になりました。
つまり、
「常に座面を出したままで歩く」仕様の歩行車
なのです。
↑円背などで、常に前かがみになってしまう方なら使えると思いますが
歩行車に寄りすぎると、足が当たってしまいます。
メーカーは足が干渉することより、休憩座面を重視したようです。
支える歩行車としての機能を十分発揮するには、なるべく寄る必要があるので
そういった意味ではちょっと困った構造だなぁと感じた次第です。
●メーカーが商品開発する段階で一般的なシルバーカーから発想したものと、
医療用歩行車から発想したものと2種類存在するようです。
このタイプは明らかに前者であり、あくまでお出かけ用という印象を受けました。
↑セーフティーアーム/ロレータ という製品です。
リース対象となっているため、検討している方は用途を吟味しながら
必ず使ってみることを強くおすすめします。
【ここがポイント】
( ̄▽ ̄)ノ″
実物を複数使ってみてから、購入・リースしましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所