<危惧なる器具>

   
  一本杖…そのA

このシリーズは介護用品でこれってかえってキケンじゃないの??
というものを、多少の偏見も合わせて特集しております。 (;^_^A

一本杖は補助具として一番よく使われている道具であることは前回述べました。
今回は、セッティングという観点から専門家でも気づかないことをご報告致します。

つるつるの杖先ゴムは濡れた床面で滑りやすくて危険!

・・・と、いうことは皆さんご存知でしょう。ところが・・・

新品の杖先ゴムはもっと滑りやすくて危険!!

と、いうことは知っていましたか?
「何を馬鹿なことを。」・・・と、ちょっとした専門家には一笑に付されるかもしれません。
しかし、以前ライダー(オートバイ乗り)だった私にとっては常識の範疇なのです。

では、何故でしょうか?
新品のタイヤも杖先ゴムも新品状態はゴムの表面が綺麗にツルッツルなのです。
油膜がついている様にテカテカ光っています。これが曲者(くせもの)なのです。
通常タイヤは一剥けするまで無理をしないことが鉄則です。それは、この表面コーティング
を取り除きザラツキ状態にするためなのです。オートバイだとわざと表面を削るくらいです。

先日、利用者が「新品杖に換えたけど何度も滑って危ない思いをした。」と訴えてきました。
よく見ると、やっぱりまだ杖先ゴムの裏がテカテカしている状態でした。

そこで、早速行ったことは・・・・・


↑少し粗めの紙やすりで角を落とし全体に傷つけました。あっと言う間に完了です。

たった、これだけでピタッと床に張り付くようになりました。抵抗が増したわけです。
やすりがなければ、コンクリートにグリグリとこすり付けても構いません。



 新品杖先ゴムにも要注意
 (常識にとらわれずに、安全を考えましょう。危険は身近に潜んでいます。)

杖先ゴムにも柔らかめ、硬めがあるようです。特に硬めは要注意になります。
親切に新品ゴムに取り替えた結果、直後に転倒事故を起す事態は避けたいものです。

※この情報は十中八九、専門家でも知りません。ためしに聞いてみて下さい。
「磨り減った杖先ゴムより、ピカピカの新品杖先ゴムが滑りやすいって知ってます??」って。

そのときの専門家の反応を意地悪く考えてみました。(;´д`)
@何いってんの!そんな事あるわけないでしょ。新品は滑りません!(プライドバリバリ、カチカチ頭)
Aへ〜ぇ、そんなこともあるんですか?教えてくださいよ。(何でも吸収、やわらか頭。今後伸びます)
B確かに、おろしたてはそんなこともあるから要注意だね。(ベテランの域、安心して任せられます)

                                     (介護型リハビリシステム研究所)