その他の環境整備【277】


　　　　ベッドの滑落予防

　　　　　　〜簡単に行える環境整備〜


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ある日、介護主任から「プラットホームで休んでいたご利用者が起き上がろうとして
滑落してしまった」という報告を受けました。

幸いその方に怪我はなかったのですが、報告を受けて対策を行うことにしました。

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↑ プラットホームというのはリハビリなどで使うベッドで、寝返りや様々な動作訓練を
行うために広め（当施設のサイズは１８０×１８０ｃｍ）にできています。

当施設では評価や動作指導なとで主に使用していますが、リハビリ時間以外には
ご利用者も食後に横になって休むなど、自由に使えるように開放しています。

でも・・・・このプラットホーム。
よ〜く観察していただけると分かると思いますが、
手すりなど「つかまるもの」が全く備わっていないのです。


そこでこの際「つかまるもの」があった方が良いという提案をしました。

「手すりを用意すると幾らぐらいするものでしょう？」と聞かれましたが、

「おそらく１円もかけなくても良いと思います♪」と答えました。



　　　　　　　　　　　　　　σ(・_・?

　　１円もかけずに安全を手に入れる方法とは？？？





↑答えはコレです。

ホールに置いてある余った椅子を端っこに持ってきただけ。





↑たったこれだけで、「寝返り⇒起き上がり⇒座位保持⇒立ち上がり⇒立位保持」が
全て行えてしまうというわけです。
同時に滑落予防効果があるのも言うまでもありません。



　　　 　　　　　　　　　　　　(b^ー゜) 

　　　　　　　 でも、１点だけご注意ください。


このままでは椅子が動いてしまう可能性があります。
車いすのブレーキ不具合と同様、「つかまるもの」が突然動き出すと大変危険です。





↑一番のポイントはココ。


　　　　　　　　♪(￣▽￣)ノ″ 

　　　　　「椅子とベッドの足をしっかり固定する♪」


家庭用ベッドで応用する場合も「固定」を忘れないよう・・・ご注意ください。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(介護型リハビリシステム研究所)