〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
その他の環境整備【274】
歩行器グリップ
〜 グリップをグリップできない 〜
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歩行器グリップのゴムが緩んでしまい、くるくると回ってしまうケースの話です。
今までは取りあえず、「ボンド固定」でしのいでいたのですが・・・。
ある日、リハビリスタッフが「この歩行器、グリップをボンドで止めた跡があるのですが、
剥がれてくるくる回って危ないので
捨ててもいいですか?
」と持ってきました。
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↑昔からあるスタンダードな歩行器です。
折り畳み機能はありませんが、その分しっかりと頑丈にできていて、
且つアルミ製のため非常に軽いという優れものです。
シンプルで機能美すら感じるため、個人的には好きな用具の1つです。
↑グリップ部分は比較的軟らかめのゴムでできています。
経年変化で緩みが生じたためか、握り方で回ったりズレたりします。
↑2〜3度ボンドで固定を試みましたが、半年位で元に戻ってしまいます。
ここが動くと危険であるということは分かりますが、、
「
グリップが回る=即処分
」はちょっと忍びない・・・。
そこで、今回はボンドでなく別の方法で根本的に何とかすることにしました。
↑材料はここまで増えてしまった車いすシート用のネジ山。
↑この中から使えそうなネジを2個チョイスします。
そして・・・
歩行器を裏返しにします。
作業開始!♪( ̄▽ ̄)ノ″
↑ネジに合うサイズの穴をドリルで開けます。
↑穴が開いたらネジをネジ込みます。
↑こんな感じになります。特に目立った凸もなく、気になりません。
↑両側に各1個ずつ取り付けて作業終了。。。
これだけでしっかりと固定され、回ることは無くなりました。
この後、処分の危機を免れて元気に現場へと復帰していきました。
(介護型リハビリシステム研究所)
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