<危惧なる器具>
危険な杖先ゴム(番外編)
久々の「危惧なる器具」特集です。
最近出回ってきた杖に「危険な杖先ゴム」を発見したのでレポートします。
↑最近、通所の利用者がよく使っている杖です。
某病院がすすめているため購入したようなのですが・・・・。
↑グリップ部分は広く、滑りにくく使いやすいと思います。
ストラップも外れたり、緩んでズレたりする心配はありません。
ココだけ見ると一見良さげに見えます。
↑次に杖先ゴムをみて見ましょう。
大きな吸盤状(?)になっていて、接地面積も広く見えます。
でも・・・・
良く見てください。何か違和感を感じませんか???
そう・・・・
まったく溝がありません。
最初からツルツルなのです。
(; ・`д・´)
↑横から見るとこんな感じ・・・
新品時は周囲のリング状凸で何とかなると思うのですが・・・。
↑外歩きなどで、少し斜め突きで使い込むとこのようにすり減ります。
↑ツルツル杖先ゴムの出来上がりです。
実際にこの状態で「濡れた床で滑り具合を実験」してみましたが、
やはり
バッチリ滑りました!!
そこで、なるべく早め(できれば当日)のゴム買い替えをおすすめしましたが、
そのまま帰っていただくのも無責任で不安なので・・・・応急処置をしました・・・・
↑カッターで強制的に溝を掘るという方法です。
たったこれだけで一時的な滑り対策にはなります。(怪我をしないように注意)
※画像では並行に彫っていますが、縦横でクロスした方が良いと思います。
このタイプの杖(杖先ゴム)は濡れた床で滑るリスクが比較的早く訪れるため、
なるべく早く、通常の溝あり杖先ゴムに交換することを強くおすすめします。
(介護型リハビリシステム研究所)
介護型 〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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