〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
その他の環境整備【260】
短下肢装具・事例2
〜勘違いの履かせ方〜
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かなり以前に「インターン学生相手に履かせ方の指導をした。」特集を組みましたが
(当の本人にはその後時々会いますが、2度と間違うことはなくなったそうです。)
、
履かせ方を覚える間もなく、臨床・現場に出ている方々もいる「
かも
」知れません。
・・・・というか、いました。そのため再度、緊急に特集を組みたいと思います。
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↑届けられた短下肢装具にそのヒントはありました。
後日、使われている方の足元をなにげに見ていてびっくり!!
\(◎o◎)/!
こ・・・・これは・・・・・
↑装具を新調して約1ヶ月・・・いつの間にこのような履き方を・・・・・
通所担当は作業療法士ではありますが、理解しているとばかり・・・
思い込んでいた自分が悪いのだと思います。
(ノД`)
でもまさか・・・
間違っているのは足首ベルト(ストラップ)部分。
足関節の内反変形を予防・改善するための矯正ベルトが効いていないどころか、
下手すると変形方向に手助けする「なんちゃってベルト固定」になっています。
↑たまたまこの日だけかと思いきや・・・。
↑毎日やっていたという証拠を発見。継手の跡がくっきり残っています。
黒系の革だったらここまで残らなかったでしょう。薄い色で良かった(?)です。
↑正確には「こう」です。
ベルトの位置、巻きつける支柱に注意。
外踝(そとくるぶし/がいか)を内側に寄せなくては意味がありません。
リハスタッフには厳重に注意しておきました。(写真に収めていました・・・)
最近、リハビリ専門職がぞくぞく誕生し、現場に出て勉強会などに参加しています。
でも全ての専門職がこのように基本的な事柄を理解しているとは限りません。。。
そのため・・・
装具屋さんには、専門家のみならず、本人や介護する方が勘違いしないように
ベルトにマークをつける、注意を促すタグを貼るなど工夫をお願いしたいと思います。
装具表記による環境整備
( ̄〜 ̄;)
それしかないでしょう。残念ながら・・・。
(介護型リハビリシステム研究所)