〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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その他の環境整備【250】


     ベッドの手すり

  〜電動(リース)ベッドから普通ベッドへ〜


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ご利用者の家庭訪問時に時々気付くことですが、本来の機能を使っていないのに
リースしている(借り続けている)ケースがあります。
使われていないのなら一旦返却し、必要な時に再度リースし直すことをお勧めします。
1割負担といっても9割は公費ですし、他のサービスへと振り分けた方が得策です。
業者やケアマネに遠慮する方もいらっしゃいますが、全く遠慮する必要はありません。

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↑寝返り・起き上がりができない「重介護レベル」の方にとって電動ベッドは、
ADLやQOLの向上、介護者の負担軽減のために欠かせません。


しかし、徐々に身体機能が向上してきた方にとって、電動の起き上がり機能は
不要になることがあります。
自力で可能なのにいつまでも頼っていると自立のタイミングを逃すことになります。

介護保険では要介護1以下は車いす・電動ベッドのリースはできません(※)が、
不要となれば要介護2や3以上であったとしても、いつ返却しても良いのです。
(※医師が必要と認めた場合は、要介護1、要支援1・2でもリース可能です。)





↑代わりにおススメなのが、ベッドサイドに固定する「補助手すり」です。

驚くほどしっかりと固定できますので、
「寝返りや、起き上がり、立ち上がり、乗り移り」の動作を楽に行うことができます。
●専門家指導の上で、体操用の手すり代わりに利用することも可能です。

電動ベッドだと、毎月のリース料がオプションを含めると2000円近くしますが、
自宅のベッドにこの手すりを組み合わせるものだと、200円位からあります。
(上記リース価格は、保険適用で1割として計算したものです。)



また、その200円すらかけなくても良い方法があります。
以前から、雑誌などの特集記事などで紹介している方法です。




↑ご家庭にある椅子(背もたれ付きでキャスターのないもの)を用意します。





↑丈夫な紐で椅子の足とベッドを固定します。





↑寝返り・起き上がり・立ち上がり・乗り移りに役立つ手すりの出来上がりです。





↑椅子の座面はそのままサイドテーブルとして使用できます。





↑互いが木製でしたら、ネジを使って数か所で固定する方法もあります。
板の厚さによって割れなど生じる可能性もありますので慣れた方に相談しましょう。


●専門家と相談して「リース用品の見直し」を定期的に行いましょう。
できれば3ヶ月おき、少なくとも半年に1度は見直しをおすすめします。





                                   (介護型リハビリシステム研究所)