〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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その他の環境整備【240】


    一本杖の改造

     〜調整部分の安全固定〜


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通所ご利用者で、左右の手にそれぞれ1本杖を持って歩行する方がいらっしゃいます。
この杖は長さ調整式なのですが、突然ガクンと短くなって危険なことがあるそうです。


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↑ 問題の一本杖。柄物でお洒落なのですが、何処が危険なのでしょうか?





↑ここの長さ調整して固定するためのポッチ部分が・・・・





↑ガタつきと振動でこのように内側に入り、突然短くなるそうなのです。
ポッチのバネを確認しましたが、バネは問題なさそうです。
失調様で、比較的激しく床に打ちつける歩行にも原因がありそうですが、
そのくらいで危険な状態になるのでは使用そのものを考える必要があります。




↑連結途中で締めつけるネジ部分もややガタつきが発生していました。

・・・ですが、折角のお洒落な杖なので何とか継続使用できないか考えました。

ボンド・・・は、100%固定できるか微妙ですし、折角の長さ調整機能が
今後使えなくなってしまいます。。





↑そこで用意したのが車いすのシートを固定していたネジ。
車いすのシートを固定するものなので太くて丈夫です。



 

↑そして、調整穴の部分にドリルで穴を開けます。





↑穴の開いた状態。ポッチの金具と干渉する可能性があるので、
もう1つ下位の位置でも良かったかも知れません。





↑危険の少ないよう、皿ネジではなく、画像のナベネジ形状が良いかと思います。



 

↑取り付け後の状態です。ガタつきもなくなり安定しました。
ネジ込む位置を変えれば長さ調整も可能です。
本人も安心して毎日使っています。





                                   (介護型リハビリシステム研究所)