その他の環境整備【195】
折りたたみ杖
〜杖の長さ調整法:その2〜
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折りたたみ杖は、その構造上、下から第一関節を超える調整は行いません。
しかし、現場ではどうしても・・・と求められることもあります。
以下の調整法は大変ですし、安全面に問題を来す可能性も否めませんので
あくまで参考程度にして下さい。。
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↑
今回調整を依頼されたのはこの杖です。
短くしようにも折りたたみの節(関節)が邪魔になって限界があります。
そこで・・・・・
↑端で縛ってあるゴムをハサミでカットしました。
(2度と戻せなくなるリスクがあること等を、利用者には説明しました。
もし使えなくなったり、不安を感じたら別の杖を使うそうです。)
↑ゴムだけで連結していた杖は簡単にバラバラになります。
↑下から2番目のパイプだけを取り除いて、再度組み付けます。
ゴムはかなりしっかり引っ張って結ばないと危険です。
一人では無理です。「引っ張り役」と「結び役」が息を合わせる必要があります。
↑この通り、何とか一本だけ外すことに成功しました。。
↑喜ぶ利用者。上の部分はポッチがあるので長さを微調整可能です。
折り畳み杖は、日頃から荷重をかけて歩く方には構造上向いていません。
あくまで、折り畳んで
携帯し、
時々使うという補助的なものです。
●安易にやろうとすると失敗します。決しておすすめしません。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所