ミニミニトーク・小話部屋40
管理人の趣味部屋
ここでは、管理人が考えたり、体験したりした情報を主に特集しています。
●「レッツ4全波整流化」●
素人がやっておりますので参考にされるのは自由ですが、全ては自己責任となります。
その1:<きっかけ>なぜ全整流化か?
スクーターの夜間ライトが非常に暗いため、HIDを取りつけましたが、
バッテリーに直でつなぐため電力消費が著しく、その他全てをLED化したとしても
「朝にLED走行15分、夜にHID走行15分」のパターンを繰り返すと徐々に電力の貯金が
なくなってきて、夜間にHIDが点滅して切れることがでてきました。
一度夜間に片道50分の距離を走ったところ、35分位でHIDライトが完全に消えて
大変恐ろしい思いをしたことがあります。無理して走ると、各LEDも同時に死んでしまいます。
夜間走行には自ずと「限界距離」があり、電動バイクと何ら変わりません。
抜本的な改善には「全整流化」しかないと考えました。
その2:<調査>先駆者たちの情報
大変そうだけど何とかなるだろうと考えましたが、細かな情報が少なく不安感もありました。
とりあえず中華レギュレーターがないと始まらないので購入。。
フライホイールは車のドラムブレーキ外し程度だろうと、専用工具購入は見送り。
結論から言いますと、スムーズに作業を行いたい場合は「工具購入を
強く
おすすめ」します。
その3:<分解>ココが一番大変
↑いきなりファンの部分ですが、表面のケースを外すには
サスペンションのボルトを1箇所外してエンジンを下げないと無理だと思います。
バイク中央下部をブロックと木片で支えてあります。
↑中央のナットを外します。
ファンもそうですが、全体に回転するので押さえが必要です。
ここまでは適当な工具でごまかしが効きます。
↑ここからのフライホイール外しが大変・・・。
↑色々、手当たりしだいの金具で試みましたが・・・。
↑すべて失敗・・・。。。。
↑専用工具はすぐに手に入らないのでホームセンターで
ネジ穴がぴったり合うタイプの頑丈な金具を購入。同時にステンレスボルトも。
↑それらを組み合わせて、ぐいぐい締め付けると「バキ!!!」と外れました。
↑ようやくご対面となったステータコイル。やっと宝箱をこじ開けたような感じ。
これだけでもう半分位終わったようなものです。
【外した後から思ったこと】
↑合わせマークをぴったりと合わせて・・・
↑先の凸であるネジを2本ぐいぐい締めていっただけで外れたのでは???
ただ、この方法は途中でネジが歪んだり、ステータコイルを壊すリスクがあります。
車のドラムブレーキドラムを外すときによくやる方法ですけど・・・。
その4:<改造>心臓部は以外に簡単
↑取り外したステータコイル。
↑黄色い線を根元からカットして、アースしてあったエナメル線とつなぐ作業です。
↑この辺りは沢山ネット上で紹介されています。
このステータコイルは、エンジンに2本のボルトで固定されるので回転しません。
外したフライホイールがファンといっしょに周囲を高速回転して電気をつくるのです。
・・・ですので、コードが出っ張って干渉しないように気をつける必要があります。
配線が終わったら、元の場所に取付けます。
↑フライホイール中央穴の形状に注意。凹の部分に・・・
↑軸の凸部分をきちんと合わせて取りつけます。
↑後は各ネジをしっかりと締めこんでいきます。
その5:<配線>間違わないよう注意!
↑中華レギュレーターのカプラーは、なぜかレッツ用にぴったり!!
このままいけるんじゃないか?と思いましたが、調べてみると微妙に配線が違うようです。
↑純正の配線です。
↑赤と黒(黒/白)のコードを入れ替えます。
↑これだけで配線は完了。
↑キースイッチのオレンジラインから、リアとフロント用ライト電源を確保します。
あと、ウインカーリレー配線に少しだけ抵抗を入れておきました。
この後、すべて元に戻してエンジンをかけてみましたが、全然かかりません。
5〜10分、配線をチェックしたり、セルやキックをしたりして何とか始動しました。
その5:<結果>確認にはテスターが必要
↑お約束の電圧測定です。バッテリーは充電していましたのでそれなりです。
これがスイッチを入れていない状態。
↑スイッチON。HID、リアライト点灯。エンジンをかけていない状態。
↑エンジンをかけた状態。HIDを点灯させているとアイドリングが下がり電圧も下がります。
↑回転数を上げていくとこの位まで上昇します。成功です。
【その後の家族談】
エンジンのフィーリング(加速感)などが変わったそうです。
ライトもチカチカしなくなり夜間走行が不安でなくなったそうです。