その他の環境整備【180】


       非常訓練

     〜非常時にいきなりは無理〜

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  自治体が購入補助してくれるとのことでエンジン式発電機を購入しました。
  このエンジン発電機、定期的にエンジンをかける必要があります。
  そのためスタッフが月に1回エンジンをかけて維持することになりました。
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いまだに関東地方は時々強い地震があります。
東大研究グループが、4年以内に東京でのM7想定の地震が起きる可能性は、
70パーセントと発表して約半年・・・段々と確率が高くなっている感があります。

また、今年の夏も電力不足という話ですし、電力に余裕がない中で何かおこると
施設内の利用者はすぐにその煽りをうけてしまうでしょう。

「シルバー・アンコウ」は機動性が高いですが、長時間の連続運用は無理ですし、
安定して高い電圧を供給可能なエンジン発電機があればかなり心強いです。


 

↑新品の発電機を各階に配備。「超低騒音設計」とのことで期待できます。

屋内では危険なので、屋内保管場所から屋外に移動する必要があります。
そのため、台車に常に乗せている状態です。


 

↑問題はエンジンのかけ方です。


@屋外に運ぶ
Aガソリン残量を確認
B燃料コックをON
Cチョークを引く
DスイッチをON
Eスターターハンドルを引く


一応、これだけの流れなのですが、押したり引いたり・・・
コレだけでも初めてだと結構大変だと思います。
まして、災害が起こった直後や、夜間だと落ち着いてかけることは無理でしょう。

まず、 「燃料コックが堅い」⇒慣れていないとここで挫折する可能性あり。
一番大変なのは「スターターハンドル」です。
これは、普段にやっておかないとダメです。
引き方に微妙なコツがあるので何か起こってからではできないと思います。

災害・緊急事態が起こった時、その場に居合わせたスタッフが何とかする必要が
あります。
介護現場は女性が多いので、女性ができないと意味がありません。

そのためうちの施設では職員全員(厨房を含む)にローテーションでエンジンをかけて
もらうことにしました。
何度か失敗して、そのあと成功した感覚を体で覚えればきっと役に立つはずです。


 

↑男の人でも一発でかけることはまず無理です。


<注意>
●きちんと引っ張るスペースを確保してやりましょう。ケガをする可能性があります。
●必ず屋外で使うようにしましょう。
●静音とは言っても、ガソリンエンジンなのでそれなりの音と振動はあります。





                                  (介護型リハビリシステム研究所)


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介護型リハビリシステム研究所
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