その他の環境整備B

マイクロ専用椅子の作り方

今までありそうでなかった!これははっきり言って「発明」だと思います。


   早速、本題に入ります。(^o^)丿

マイクロウェーブ(極超短波)治療器は、その簡便さからよく医療・介護の現場で
使われています。効果がある代わりに、かなり危険も多い機器です。
(危険性は以前、私がPTジャーナルに質問した回答があります。2000年34巻1号P52)
・・・ですが現場では以外にずさんな使われ方をしています。
強力な電磁波(電波)を発する為、本来は届け出も必要なんです(詳細はメーカーへ)。

それでいて、たとえば腰を照射するときに「される側の腰の位置が必ずしも安定しない
という現状があります。だいたい腰が痛いのに、「同じ姿勢で10cmの距離を保って、
10分もしくは15分間じっとしていましょう
」と言う方が無茶です。

ベットに横になった姿勢で照射していれば良い方ですが、基本的に丸椅子などの
背もたれのない椅子を使っている施設が圧倒的です。
できれば照射している時間、治療している方の姿勢をじっくりと観察してみてください。
姿勢は刻一刻変化して、照射距離も当る場所も全く一定でないことがよくわかります。

そこで、照射距離と照射場所を安定させる目的で、
以下の椅子を製作することをお勧めします。既に効果は実証済みです。




【つくりかた】


↑ご覧のような、施設なんかによくある椅子を用意します。


↑材料は水道凍結防止用チューブとエアコン配管保護テープとビニールテープ。


↑まずは椅子の背もたれをバラすことから始めます。


↑はいっ!外れました!!


↑ネジ止め用の金具出っ張りを金ノコでギコギコ切り取ります。


↑はいっ!取れました!!


↑凍結防止チューブをフレームに取り付けます。


↑エアコン用配管保護テープをグルグル巻いていきます。


↑巻き始めと巻き終わり部分はビニールテープで固定します。


はい、完成しました!  1脚あたり約100円のコストでOKです!


↑折りたたみ椅子でもつくれます。
これは最終的にビニールテープをグルグル巻きにして仕上げました。


↑これだと、全然かさばりません。。。スッキリして何だか美しく見えます。。。



ついでに別のも、お見せします!!


↑肘掛がついていて壊れている椅子を見つけました。


↑リサイクルも兼ねて、マイクロウェーヴ用に再生します。

 
↑出っ張っている金具を切断します。


↑金具も無事に外れました。


↑この後、使うのはこれだけです。


↑コーナーはギザギザにした方がキレイに仕上がります。

 完成!!



きっと「わかる人にはわかってもらえる」はずです。
ちなみに、これは「治療用椅子」で「くつろぐための椅子」ではないのでご注意下さい。



                                (介護型リハビリシステム研究所)
                                   ネット公開日:2003.10.5
←実際に使っているところ。
※照射面と人体の間隔は
こぶし1個(じゃんけんのグー)
と覚えておけばいいでしょう。
事故を未然に防ぎ
安全に治療を行う
のは当たり前の事