その他の環境整備【150】
主電源追加
〜「シルバーあんこう」維持計画〜
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現在の所、関東では「計画停電の危機」が去ったようです。
しかし、強い余震はいまだに続いており、夏場の電気消費量によっては、
いきなりの「停電」ということになりかねません。
そこで、今後はこのシステムを如何に維持していくか・・・ということに
なりました。
(シルバー・アンコウは
全国老健大会・岩手
にて発表を予定しておりましたが、
4月6日に行われた
岩手老健の理事会では 大会中止が決定
したそうです。)
⇒ その後、全国介護老人保健施設協会の最終決議でも中止が決定しました。
●●〜2012年・沖縄大会での発表を検討中です。〜●●
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↑闇夜を照らす「シルバー・アンコウ」。闇夜の灯りほど心強いものはありません。
このシステムの中心にあるのは「自動車用12Vバッテリー」。
このバッテリーは長期間使用しないと徐々に電圧が下がり、気づいたときには
使い物にならなくなってしまいます。
そのため、定期的に充電していく必要があるのです。
↑計画停電に伴い緊急導入したので、いきなりの停電を想定して常時ブルーのLEDが
スイッチ部分を照らすようにしていました。
しかし今後、長期間使用しない状況になると、バッテリーの負担を減らすために
このLEDも消したくなります。
そこで全ての電源をON・OFFできる
「主電源」
を新たに設置することにしました。
この際ですのでバッテリー端子部分もすっきりさせたいと考えました。
↑ホームセンター内をあちこち探し歩いて、これらの材料を揃えました。
なるべくすっきりと見やすく使いやすく・・・を心がけたいと思います。
↑バッテリーに接続するための端子をつくります。
↑このような感じに仕上げたいので・・・。
↑コード端をこのようにしっかりと潰します(本来は専用工具を使います)。
↑引っ張って抜けないことを確認したら・・・・
↑黒いビニールカバーを押し込んで、できあがりです。
↑次にスイッチ本体にコードをつないで・・・・。
↑スイッチ部分が完成しました。
↑あとはバッテリー端子のボルト部分を利用して・・・。
↑しっかりと接続固定します。
設置前 設置後
↑完成です。左が主電源を設置する前、右が主電源を設置した後。
スイッチは中心部分に設置しました。同時に左右の端子部分もすっきりとさせました。
←テプラも貼りました。
この後、1週間に1回位、30分から1時間程度の充電をお願いするマニュアルを書いて、
現場に戻しました。
↑初めてのシステムなので、混乱を避けるためマニュアルが必要となります。
なるべく文字数は少なく、具体的な画像を入れて説明したものです。
書面システムのバックアップと同じ曜日に忘れずに充電してもらうことにしました。
非常電源がいつでも使える体制にあるということは、それだけで職員・利用者の
停電時(特に夜間)の「不安」を取り除き、安心した介護・看護につながると思います。
【このシステムの注意事項】
●バッテリーは傾けたり、倒したりしてはいけません。
●過放電はバッテリーの寿命を早めます。
●バッテリーからは水素ガスが発生します。密閉した場所、火気のある場所では
使用を避けましょう。
●バッテリーには希硫酸が入っています。液に触れると失明や火傷の原因になります。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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