その他の環境整備【144】
靴と装具の同時改造
〜約15分で使いやすく〜
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通所リハビリをご利用で、独居暮らしの方がいらっしゃいます。
ある日、スタッフから足が浮腫んで靴を履きづらくなってきたので
見てほしいと頼まれました。
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スタッフの言う「ムクんで靴が履きづらい」とはどのようなものだろう・・・と、
思いつつチェックに向かいました。
・・・想像通りというか、現場でよくありがちな状態でした。
コレは特集になるかも・・・と思い、早速取材開始となりました。
それが以下の画像です。
↑左片麻痺の方です。よくありがちなベルトの状態になっていました。
ムクみもそうですが、初めから殆どベルトが届いていなかったのでは・・・???
↑装具の足背部ベルトも干渉して靴に入れ辛いとのこと。。。
独居なので普段は誰からも介助してもらえず、毎回大変そうです。
原因がわかったので、
早速2箇所の改造に取り掛かります。
↑この方の場合、足背部分のベルトはそれ程重要な場所ではないので、
ご本人に承諾を得て取り除きました。
⇒カシメ部分を外すのは意外に大変です。手を怪我することが多いので、
慣れない方はやめましょう。まずは専門家にご相談ください。
↑装具のカシメを外している間、スタッフ〜にお願いしてマジックベルトを
ずらしてもらいました。 ⇒ 縫ってある糸を切って、ずらして再度縫うだけ。
↑ベルトが無くなった分、厚みがなくなり比較的簡単に履けるようになりました。
↑仕上がりはこんな感じです。最初の画像と比較してスッキリしたと思いませんか?
ここまで約15分。
ご本人もかなり喜ばれた様子で、「幾らですか?」と聞かれましたが、
もちろん「無料です。」とお答えしました。 (*^▽^*)ゞ
あたりまえか・・・
個人的には昔から良く使う手法です。良かったら参考にしてみてください。
(勝手にやるとトラブルの原因になりますので、ご本人・ご家族・専門スタッフと
十分に相談してケガのないようにしましょう。)
当ホームページ全般に言えることですが、あくまで自己責任でお願いします。
(介護型リハビリシステム研究所)
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