その他の環境整備【143】
「カタカタ」シルバーカー
〜故障なのか、意図的なのか???〜
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歩き始めの子供が「カタカタカタカタカタ・・・」と押して歩く玩具「カタカタ」。
「押し車」とも呼ぶらしいですが、それにそっくりの症状の出るシルバーカーを
見かけました。
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ある日、現場で歩行チェックをしようとシルバーカーで移動をしてもらうと、
「カタ、、、カタ、、カタ、カタ、カタタタタタタタタタタタタタ・・・・・・・・・!!!!」と
かなり大きなカタカタ音が廊下に響き渡りました。
音的には、幼児の「カタカタ」と似たような感じで、懐かしさすら感じるのですが
本人にとっては気になるとのこと。
勝手に廊下に出てきたことを知らせるセンサーなのかと思いましたが、
夜間だとかなり響きわたって他のカタへの迷惑になりそうです。
早速、原因を調べてみることになりました。
↑問題のシルバーカー。かなり使い込まれたものです。
↑カタカタ音の場所は、どうやら後輪から聞こえてくるようです。
↑よくみるとブレーキロックをかける歯車様の部分に金具がかかっています。
(タイヤ部分なので汚れが付着しております。ご了承ください。)
↑金具をここまで持ち上げると、歯車部分に干渉しなくなり
カタカタ音はきれいに無くなります。
やはり、原因はここです。この歯車にブレーキ金具が当たって音が出ていたのです。
つまり、金具をこの位置に持ち上げて調整すれば解決するはず・・・。
↓以下にその調整の様子を紹介します。
↑ワイヤーの調整はネジを回すことで張り具合を調整できます。
シルバーカーには必ずといってもよいほど、この調整機構は存在します。
結果、カタカタ音はなくなり無理な抵抗もなくなって、操作も楽になりました。
本人も「あ〜静かだし、楽に歩けるようになった!」と、大変喜んでいました。
逆に言えば、軽いカタカタ音を意図的に作り出せば、
移動の様子を伺い知ることが可能「かも」知れません。。。
歯車様の部品にどれだけ耐久性があるかはわかりませんが・・・・
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
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