その他の環境整備【129】


      補装具の限界

     〜形あるものはいつか壊れる〜

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   愛着を持って使い続けた補装具も、少しずつ痛んでいつかは壊れます。
   無理をして使い続けると、転倒事故をおこすきっかけにもなります。
   毎日使っている装具は、定期的に調整や補修を行う必要があります。
   おかしいなと感じたら早めに専門家に相談することをお勧めします。
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↑ある日、身体評価の過程で装具をチェックしていた時の話です・・・。
(評価では主に体の状態をチェックしますが、日頃使っている補装具や
靴、車いすや杖の状態に至るまできちんとチェックする必要があります。)

装具の不具合(異常)に気が付きました。




↑装具の一部に透明なテープで補修した跡があります。




↑内側からもわかります。




↑拡大するとのような感じです。割れた上に一部が欠けています。




↑こんな状態で今まで使っていたとのことです。
このままではつま先をきちんと上げることもできず、転んでしまいます。
現に、何度か転んで両方の股関節を骨折して、手術したそうです・・・。

今回、この方を診るのは初めてでしたが、早々に作り替えをお勧めしました。
装具は医療保険で作り替える方法と、身体障害者手帳をお持ちでしたら
役所に申請して作ってもらうことができます。
医療保険の方が出来上がりは早いですが、手帳で作れば自己負担が少なくて
すみます。

調子の悪い補装具を使い続けることは大変危険です。







                                  (介護型リハビリシステム研究所)


〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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