その他の環境整備【124】
ちょっと変わった装具
〜一本支柱短下肢装具〜
約1年位前に見かけた装具の話になります。
もっと早くに紹介していればよかったのですが、「画像データだけ残して後から・・・」
と、考えているといつの間にか忘れてしまっていて、遅くなりました。(;´д`)ゞ
タイトルにもありますように、ちょっと変わった装具です。
足部はプラスチックがベースで、途中に1本だけ丈夫な支柱が使われたものです。
ネット上でアレコレ調べてみましたが、おそらく
コレ
ではないかと思われます。
↑これがその短下肢装具です。支柱が後方に1本しかありません。
↑平型の丈夫な支柱のジョイント部分に、小さな「六角穴付きボルト」が2つあります。
そこで底屈・背屈角度を微調整できるようです。
↑この位の動きがでるように調整されていました。
↑足部受けの部分です。かなり頑丈なつくりになっています。
↑出来が良いだけに、気になったのが「カン(リング)」の部分。プラプラです。
片手で、ここにベルトを通そうとすると「カン」が逃げることが多いのです。
そのため利用者は、いちいち「
カンにさわる
」らしいのです。 カンだけに・・・(^▽^;ゞ
↑そこで、改良が必要となりました。
最新型(?)であったとしても、本人に了解を得て裏技モードに突入です。
用意する材料は、「綿棒」または「楊枝」・・・。それに「ボンド」。
↑木部の端にボンドを塗ります。
↑カンの隙間に差し込みます。
全体が入り込んだら、残りの部分を「ポキン」と折って終了です。
↑5分程度で完了です。少し外側を向けて固定するのが「コツ」です。
専門家であったとしても学校・職場で教えてもらえない裏ワザかと思います。
利用者は驚くと同時に、大変喜んで帰っていきました。
毎日使う利用者にとっては
「最新装備より、細心装備」
ではないでしょうか?
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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