その他の環境整備【117】


    ベッドの起こし位置

   〜ギャッジアップ角度を如何に伝えるか〜

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   車いす座位では貧血(起立性低血圧)などをおこす危険性のある方には、
   ベッド上での座位訓練から始める場合があります。
   この場合、介護施設の現場では看護職・介護職に協力をお願いすることがあります。
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寝たきり姿勢では、身体的・精神的に廃用症候群というものを引き起こすことになります。
そのため、リハビリテーションでは身体状態が安定してくると、少しずつ状態をみながら
「ベッドで起きる」⇒「ベッドから離れる」ということを行います。




↑今回はベッドのギャッジ機能をフルに使って、ズレの少ない安楽な姿勢で
一定時間、保持してもらうことにしました。

毎日、決められた時間帯に起こすことになりましたが、
背もたれ角度を60度とか、70度と指示しても、現場スタッフはその日によって
変わりますし、対応はまちまちになります。




↑スタッフに、なるべく正確な角度を伝えたい・・・なるべく手間をかけずに分かり易く。




そこで、このように厚紙とガムテープで加工しました。
(画像でおおよその仕組みを理解してもらえるでしょうか?)




↑更に、ベッドの端でギャッジしながら(手回し式)でも確認しやすいように、
赤のビニールテープをつけました。




↑このように可動性があります。




↑そのため、柵に当たって(干渉して)も問題ありません。
この方法で約1ヶ月が経過し、そろそろ車いすを検討しています。


今回の角度設定機(?)は、その日・その場の材料で適当に作ったものです。
もっと単純で簡単な方法もあると思います。あくまで参考程度にしてください。
ジャッジアップ時はその場から離れず、必ずそばについて観察していましょう。
(姿勢を整えベッドを上げていく途中でも、表情など観察する必要があります。)
※ここでは紹介していませんが、その方用のマニュアルも用意しました。





                                (介護型リハビリシステム研究所)



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介護型リハビリシステム研究所
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