その他の環境整備【107】
回想法の一手段
〜利用者と一緒に昭和を語るツール〜
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昨年某新聞の中に「昭和史を週間で特集していく」という折込を発見しました。
『これは使える!』考えて通所主任と相談し、通所リハビリで注文することにしました。
毎週のように送られてくる内容は非常に興味深く、利用者も大変楽しみにしています。
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↑昭和20年の終戦から、昭和64年の終戦の日まで、全40冊のシリーズ。
定価は580円です。
カラーや白黒写真をふんだんに取り入れて見やすく興味のある内容となっています。
個人的には、まるで博物館にいるかのような不思議な感覚を味わえてお勧めです。
↑こうした昔の話(共通の話題)は「回想法」のツールとしては最適です。
↑利用者同士を囲んで、この頃はああだった、こうだったという話をして
みんなで懐かしみます。「グループ回想法」と言うものです。
このような
「グループ回想法」は、
心理的面が安定して、記憶が刺激され、
抑うつ状態を緩和し、認知症予防に効果があると報告されています。
また、自尊心を向上させ、生きることに自信を持つこともできるそうです。
職員にはあまり難しいことは考えず、自然な話題の一つとして提供してもらっています。
宣伝費をもらっているわけではありませんが、
この出版物を発刊し、紹介しているサイトは
こちら
です。
(回想法のツールとして各施設に売り込むと良いのになー、と勝手に思ってます。
これがきっかけで購入を決めた利用者もいたようですので。) (o^-’)b
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
←午前中に行っている歓談の時間、
職員が中心になって最近のニュースや
今日の行事、ゲームなど色々なことを
行っています。
当通所施設の特徴の1つでもあります。