その他の環境整備【101】


   短下肢装具の整形

   〜装具があたる・痛みがでる〜

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   100回も過ぎると、車いす整備同様に似たようなケースがちらほらと出てきますが
   それだけ現場ではこのような事例が多いんだなぁ・・・と思ってご覧ください。
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↑「装具があたっているみたいなので見てください。」と職員に言われました。
どれどれ〜?と靴下を脱いでもらって観察すると、
すぐにあたっている場所が確認できました。
骨(船状骨辺り)の出っ張り部分で、ここはよく訴えのある箇所です。




↑拡大画像です。常にあたっているのでタコみたくなっています。
評価や入浴時に気をつけていればもう少し早めに発見できたかも知れません。




↑あたりがある部分の周囲をマジックでマーキングします。
今回は、手近にあったホワイトボード用マーカーを使用しました。
マーカーが乾いてきてて着きが悪いですが、場所がわかればいいんです。




↑ヒートガンで周辺を熱します。熱し過ぎにご用心。
透明で飴みたいになったらちょっと加熱し過ぎかな・・・という感じです。
加熱し過ぎは「ふにゃ、ふにゃ」になって逆に加工しづらくなります。




↑今回は素手でささっと変形加工して、マーキング部分はアルコールで
拭き取り綺麗にして仕上げました。
(素手は火傷する危険があります。決して無理をしないようにしましょう。)




↑写真撮影しながらでも5分もあればこの通り。
手間はかかりません。
要は道具経験やる気だけです。
ただ・・・失敗すると目も当てられないことになるので、
始めは装具屋さんの見学から始めるのをお勧めします。

利用者さんは「あー、良かった!」と、喜んで履いて帰られました。





                                (介護型リハビリシステム研究所)


〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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←ちょっと周辺部がわずかに
茶色っぽくなったような・・・。
まぁ、装具屋さんでもこの位は
よくあることです。
見た目より機能性・安全性です。