ミニミニトーク・小話部屋O
管理人の趣味部屋
ここでは、管理人が考えたり、体験したりした情報を主に特集しています。
その1:ステップワゴンのコイルサスペンション交換
秋も深まり、表で整備をするのも気持ちが良い季節です。
ステップワゴンの床下はスキー場周辺の凍結防止剤(塩)の影響で、あちこちで
錆びが発生してきています。昔の車のようにマフラーの継ぎ目などに簡単に穴が
あくことはないようですが、うちの車は特に左後方付近の錆びが強いようです。
以前、給油口からタンクに向かう鉄パイプの錆びがひどくて交換しました。
その近くにあるスプリングの錆びもやや気になっていたのですが、最近凹凸の
路面で異音がするため、この際怪しい箇所なので交換してみようと考えました。
↑新品は高価だし、1本だけなので中古パーツ屋さんで中古パーツを購入。
ダンパーは正常なので、今回はバネ(コイル)部分だけを交換しようと思います。
ダンパーとスプリングがユニット(一体化)のサスペンションなら交換したことが
ありますが、このようにバラけているタイプは初めてです。
興味はありますが上手くいくかどうか・・・
↑不安的中・・・バネのそばにあるショックをつないでいるボルトが固くて外せません。
工具を延長するための鉄パイプでもあれば何とかなるでしょうが・・・手元にありません。
↑下がダメなら、上を外せばいいや!・・・と、車内側のボルトを外しにかかります。
↑そんでもって、先ほど外れなかったボルトより外側のネジを外しました。
ボルトが外れた途端、ダンパーとバネ部分が下に、ブレーキ部分が上に跳ね上がりました。
ブレーキ部分が「バン」と上がったのはびっくり!顔でも近づけていたら歯を折ったりしかねません。
(下に落ちてくるだろうとジャッキと板を挟んでいたのに、板の方が落っこちて隙間ができています。)
・・・よくよくマニュアルを見たら、最後の画像の場所に板とジャッキをかますよう出てました。
↑このあとバネの下支え部分を足で押さえて広げ、バネを取り出します。
↑取り外し後。パネは特に固定されているわけではありません。すっぽりと取れます。
↑新旧の比較です。パネに折れやヘタリはないように見えます。
左は7万キロ走行した比較的新しい部品、右は14万キロ使用したもの。
右側バネの上部分に錆びが浮いているのがわかりますでしょうか?
↑コレです。さすがにこの部分の錆びは潜り込まないと発見することはできません。
右リアは問題ないのに、左リアだけサビサビなんて・・・塩水シャワーの直撃でも受けたのでしょうか?
↑スプリングシートやラバーは割れや切れなどなかったので洗浄して再利用・・・。
↑バネの上支え部分に錆びが出ていたので潜り込んでサビチェンジャーを塗っておきました。
↑さて!バネの組み付けです。上手く収まればよいのですが・・・
バネ下部分はバネの下端部分がシートの凹み部分にきちんと収まるようにセットします。
↑ただ、バネの上部を納めたり、ネジ穴の位置を合わせるのに「コンコン・カンカン!!」と、
木材を介してハンマーで叩き微調整する必要がありました。
それなりに音も響くので昼間でしかできない作業だと思います。
・・・と、いうわけで比較的簡単(?!)に交換作業を終えることができました。
同時に、床下のボルトの増し締めも行いましたが、肝心の異音については変わらずとのこと。
ひょっとしたらボデイのヘタリとか、スライドドア周辺のゴム系統の劣化が原因かも知れません。
まぁ、気になっていたスプリングの交換ができたただけ良しとしましょう。
※ここのホームページで紹介している内容全般は、素人が行っている「自己流」です。
参考程度で真似しないことをおすすめします。ユーザー整備はすべてが「自己責任」です。
足回りの整備をしたあとはプロによるアライメントチェック・セッティングをしてもらいましょう。
その2:フイルム貼り
今日は久々のフイルム貼りです。
義母がエアコンの故障を理由に車を買い換えたからです。
最近の車は標準でスモーク仕様となっているので面倒なフイルム貼りもなくなってきたのですが、
やはり低グレードの車種ですとクリアなタイプが残っています。
フイルム貼りにはいくつか基本的な条件が必要です。
@風のない日、明るい時間帯を選ぶ。
風があるとフイルムがぐちゃくちゃのシワだらけになります。内側の糊どおしくっつくと悲惨です。
また、気泡の確認、水の確認など明るくないとかなり厳しい作業になります。
A助手がいた方が楽。
水スプレーをしながら重なったフイルムをはがしますが、フイルムが丸まろうとするため大変です。
B場所を確保する。
内張りをはがす、リアシートを畳む・取り外すなど場所を確保することが大切。急がば回れです。
Cたっぷりの水を使うと吉。
内側糊どおし張り付いてもたっぷりの水を含んでいれば剥がしやすい。車がぬれても気にしない。
Dやはり道具が大切。
ヘラも大き目のしっかりした物を購入する。カッターナイフの刃は新品を用意し、途中でも交換を。
あとは経験でしょうねー。失敗も経験のうちだと思います。
↑準備中の様子。これをやるとやらないでは作業の効率が全然違います。
↑終了後。今回は時間に余裕がなく、作業中に途中撮影ができませんでした。
今回失敗したのはリヤサイドのフイルムカットを左右別々にしたつもりが、同じ側を2枚つくってしまい
あわててショップに購入に向かった点です。ただでさえ時間がないのに時間をかなりロスしました。
既にカットしてあるフイルムをネット上なら通販してます。予備はないので失敗は許されませんが・・・。
その3:ステップワゴンのパワーウインドウ・スイッチ
パワーウインドウスイッチの具合が時々接触が悪く、動作がイマイチなので分解清掃をすることに
しました。
↑コレです。この運転席側のスイッチの調子が悪いんです。
冬になって窓が直ぐに閉まらないと、これは厳しい・・・何とかしなくちゃいけません。
バラして組み立てられなくなったら部品屋で調達すればよいだけのことです。
↑まずは背面の四隅のネジを外します。
↑驚いたことにスイッチ部分は全体をゴムでシールドしてありました。
今まで整備してきた中で、ホンダらしからぬ内部パーツへのこだわりを感じました。
↑スイッチを持ち上げると、中に細長い銅色金具が2本見えます。
これをそっと取り外すと・・・
↑接点部分が黒くススけて汚れ、しかも金具部分が丸くえぐれた状態になっていました。
とりあえずアルコールをつけた綿棒で4箇所ある互いの接点部分を綺麗にします。
↑すると、このようにピカ・ピカになります。あとは可動部をグリスアップして組み付けます。
取り付けて動作チェックを行いましたが、なぜかAUTO機構が働きません・・・
別に、働かなくてもいいか・・・とも考えましたが、どうしても腑に落ちないので
再度分解してあれこれと調べたら!
↑この部品が1個欠落していることに気がつきました。
(足元に落ちてました。踏み折らなくて良かった・・・)
2cm程の細長いプラスチック部品ですが、清掃途中にいつの間にか外れたようです。
本来スイッチの両脇に、2個セットしてあるものらしく、
この「鍵」状の先の凹部分に、スイッチ端の白い凸部分が入らないといけないようなのです。
その後、組み上げて動作チェックをしたらスムーズに問題なく動くようになりました。
その4:スライドドアの建て付け調整
以前、ステップワゴンの左側から異音がするということで
スプリングの劣化を疑って交換しましたが、変わりがないとのこと・・・
それでは・・・と今度はスライドドアの調整に取り掛かることにしました。
ウェザーストリップなどと呼ばれるゴムがヘタって、隙間が生じガタが出る。
そこからくる異音なのではないか?と踏んだわけなのですが・・・
↑スライドドア上部にあるボルト。
↑メガネレンチを使って緩め、ボデイ側にズラして固定します。
あまり寄せすぎるとドアの閉まりが悪くなるので注意しなくてはいけません。
↑スライドドア下部のボルト。こちらはたった1本で固定されています。
こちらも調整します。はじめからズラせるように穴は楕円状になっています。
↑力を入れすぎでネジ山をなめないように注意します。
これでドアのガタつきそのものは治まったのですが・・・
結果は「やっぱりコトコト音がする」とのこと。
もう考えられることは全てやり尽くしたのでデイラーで見て(診て)もらうことにしました。
デイラーで整備士にあれこれ足回りのチェックを受けること約30〜40分・・・
結果は・・・「何の問題もありません」と太鼓判をもらっただけ。
新車から10年以上、自らの整備だけで太鼓判をもらうだけまだマシだと思いますが、
異音の原因が分からない・・・
・・・ですが!ついに急転直下、解決に向かったのです!!!
※デイラーに行くのもいいですが、個人情報が伝わるのでその後のセールスが面倒
なんですよねー。
何でわざわざお金払って、今より狭い変な車に乗り換えなきゃいけないんでしょう?
エコ換えなどと呼んでますが、究極のエコは今持っているものを使い続けることなのです。
その5:
そろそろ次の部屋を準備します・・・
新 旧
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